ウィーンに住むにあたって、アパート探しや滞在許可証ゲットのサポートは?

ウィーン生活

こうやってブログ、Twitter、Facebookやインスタをやっているおかげで多くの人と知り合い、またはリアルでお会いしたりすることもあるのですが、なかなか全ての方に個人的にお返事をする事は難しく、申し訳ない限りです。

現地に住んでいらしたり、もしくは実際に来る予定がある、そして何より本名で真摯に連絡してくださる方々には出来る限りお答えしているのですが、それでも私が全てにおいて情報を持っているわけではなく、実際たいしてお役に立てない、というのが現状です。

まず、本当に私が、お役に立てないのが「アパート探し」です。

特に音大留学で音出しをする場合、これはかなり難しいです。多くの教授が留学してくる学生にいうことのナンバーワンは、
「アパート探しは自分でやってね」です。なぜなら、「助けることが難しい」からです。

私も現在、引越しの真っ最中なのですが、「私にとって理想的なアパート」を探すのは、かなり大変でした。今度私が引っ越す所だって、かなり「私の希望」に近いですが、欲を言ったら、全然理想に足りません。

私の持つ協会やピアノ教師としての商業としても賃貸するので、契約書のチェックは大変だし、もちろん家賃も普通よりちょっと高め。だけど狭い、場所も今住んでいるようなノーブルな地区ではないので、今後アプローチしてくる生徒層も、ちょっと今と変わるかもしれない、などなどです。

しかしながら、今のところは満足しているのですが、今後何が起きるかは、はっきり言って分かりません。

ムスメはスペインでも大学院に通っているので、ウィーンと行ったり来たりの生活を送っていますが、まず、「アパートを借りる」ということはスペイン語ができない私たちにとって多くの意味でハードルが高く、(賃貸高い、契約書をチェックできない、詐欺かどうかの区別もつけられない、諸々)結局彼女は安い学生寮に住んでいます。

幸い、彼女の通う音大では深夜まで練習できるので、非常にハッピーなのですが、もちろん多くの不都合、不満はあります。でも「お金持ち」出ない限り全ての希望は満たせないし、うちのレベルで満足、という感じです。

滞在許可書の取得についてのお問い合わせにしても同じです。

正規の大学生としてこちらに来るのであれば、自分の足で取得するのは簡単ですが、それ以外ですと簡単ではありません。「音大の予備科」とか「子供留学」がそれです。

昔は『アパート探しや滞在許可所得のサポート』と銘打ち、料金を取るお仕事をする人やそれを斡旋する『エージェント』がありました。これらのサービスは、今は存在するのかどうかしりませんが、アウトだそうです。

以下、知り合いの弁護士さんから聞いた事で重要だと思うのでシェアします。

弁護士資格のない者が、役所に同行し、手続きをサポートし、それによって料金を取る。不動産業資格のないものがアパートを斡旋して料金を取る。これらは全て違法です。

これらは、ガイド国家試験の資格のない人が、ガイド業をして訴えられる、同じようなことです。

日本のアルバイト感覚で気軽に引き受け、たかが小銭をキャッシュでゲットするために危ない橋を渡らないように、と思います。

特に学生さんは、せっかく留学してきたのに、そんなことで問題になったら、大変なので書いておきます。罰金はもちろん、訴えられるということは面倒なことなのです。

さて、本題に戻ります。

アパート探しはやっぱり人脈からです。同じような立場の学生さんに聞く、音大の掲示板を見る、等。私が30年以上前に来た時も、当時帰国する音大生のアパートを引き継ぎました。日本にいる時から探していたのでスムーズだった覚えがあります。

どこかにまるなげ(不動産屋など)は期待出来ない印象です。

私ピアノの生徒さんのひとりは不動産会社勤務で、そのお父様も不動産業を運営していて(かなり実績ある)そうとう私をサポートすべく探してくれたのですが、音出しの点でアウトが多かったです。もちろん家賃はグロスで1000がミニマム。普通の不動産屋に依頼しても、まずそのまま答えが来ない気がします。

なにごとも早めの準備が必要です。
それと『人や物件との出会いの運』。。。。こればっかりはもう。。。。出来る限りのことを行ったら、あとはそれを待つしかないかもしれません。Good Luck!