コロナ禍 オンラインレッスンで教師も生徒も学ぶ テクニックを言語化できる能力

ピアノとヴァイオリン

コロナ禍で多くの教授・先生がスカイプやズームで
オンラインレッスンを行っています。

先日、クラブハウスでも話題に上がったのですが、
その中でも私も他の先生方と同じく、とても同意したのが、

「テクニックを言語化して伝えることの大切さ」です。

対面のレッスンでもそれは大切なことなのですが
オンラインレッスンだと、
それがいかに重要かが見えてきます。
どうしてかというと、
きちんと説明できないレッスンだと
間がもたなくなっちゃうから!です。

例えば
「あなたの弾いているモーツァルトは
まるでショパンみたい。
もっとモーツァルトっぽく弾きましょうね」

と言ったって、
「具体的にどうやって?」

と言われた時に
口頭で技術を具体的に説明できるかどうか
これが大切になってきます。

私と娘の間で繰り広げられる会話も
この手のことは昔から多いです。

「なんかシューベルトに聞こえなくない?。
ベートーヴェンっぽすぎない?!」

と、私が娘にいうと、
「はあ?で?具体的になに!?!」
と言ってきます。

同じ質問を、娘が彼女の教授に尋ねると
(上記のように乱暴には聞きません。
あくまでも丁寧に、礼儀正しく)

「弓をこう、ヴィブラートをこう、etc」
と素晴らしく具体的
に指導してくれます。
おまけに演奏もして下さって、
練習方法まで教えてくださる。

スカイプとは思えない、
リアルのレッスンとまるで変わりません。

もちろん、レッスンを受ける際、
言われた事をコピーするだけでは
だめ
で、学生側はそこから自分で
曲を考えて発展させていかなければならないのですが、
それはまた別のおはなし。

教師側としては
そこまできちんと具体的に指導できること、
これがプロフェッショナル
だと痛感します。

「もっとソフトに〜」とか
「もっと元気よく!」
なんてことは趣味のクラシック愛好家にも
できる
発言なので、これで留めないことが大切です。

いろいろ勉強になるコロナ禍の
オンラインレッスン
です。