ウィーンでのはなしではないけれど、私も経験した日本語での警告

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ウィーンでのはなしではないけれど、私も経験した日本語での警告

この面白いマンガを見て思い出したこと。
まずはこちらをご覧ください。

これを見て、数年前の旅行を思い出しました。

友人数人と某都市に旅行に行った時の話です。
今もこのお店はあるので(たぶん)どこの都市かは伏せます。

私たち、合計6名は夕食を取るレストランを探していました。
日本食っぽいものが食べたいね、と言いながら探していると、
大きな看板が目に入りました。
そこにはカツ丼やお弁当、カレーライスなどの写真が載っていて日本語で「いらっしゃいませ」とか書いてある。

「おお〜、あるじゃないの!このお店にしよう!」

よろこび勇んで2階にある、そのお店に行ってみると、なんか不思議な雰囲気。
多くの人が座っているのですが、だれも食事をしていない。古い喫茶店みたい。

空いている席を探して座りましたが、いくらたってもお店の人がテーブルに来ません。

不思議に思って座っていると突然、日本人の若い女性が私のところにやってきました。
その人は向かえのテーブルに座っているグループの一人です。

「このお店、おかしいです!出てくる食事もすごく不味そうだし、料金がメニューに書いてなくて、すごくぼったくられるみたいです!今すぐ、逃げてください!!!!」

「へ?逃げる?」

狐につままれながらも、「あなた達はどうするの?」と聞くと、

「私たち、もう飲み物を注文しちゃったんです。今逃げたら無銭飲食になっちゃうので、飲み物代だけ払ったら逃げます!」

「そ、そうなのね!!!教えてくださってありがとう!」

と感謝して逃げた(?)のですが、なんとも不思議な気持ちでした。

本当にこういう時、日本語って秘密の言葉になって便利です。

しかし変な体験でした。
あれから、あのグループの人たちは無事、逃げられたのでしょうか?
飲み物だけですごい金額をぼったくられていなかったらよいのですが。。。。

旅行がままならないコロナ禍、こんなはなしも懐かしいです。