今日は私たちの大切な友人、ドーラのお誕生日です。
ヴァイオリンチェンネルでもちゃんと掲載していました(笑)
ヴァイオリンを学ぶもので彼女の事を知らない人はいません。
ドーラ・シュヴァルツベルクは現在ウィーン国立音楽大学の名誉教授で、イスラエルのズービン・メータ音楽院でも教鞭を取っています(こちらはコロナでずっと行ってないけど)
1946年の今日、彼女はユダヤ人の両親のもとに生まれました。
故人ではアイザック・スターン、ドロシー・ディレイ、メニューイン、ギトリスなどの音楽家と、現役ではズービン・メータやマルタ・アルゲリッチ、その他ミッシャ・マイスキー、バシュメットなど、数え上げきれないほどの音楽家と交流があります。
パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで第4位、ミュンヘン国際音楽コンクールで第2位など数多くのコンクールで入賞しています。
彼女の門下からは数多くの優秀なヴァイオリニストが育ち、有名なオーケストラにも所属している人も多くいます。
私たちが初めてドーラを「知った」のは娘がまだ11歳くらいでウィーン国立音楽大学の予備科に属していた時です。ザルツブルクの夏のアカデミーでは毎年お会いしたし、クラスコンサートもたびたび聴きに出向きました。目が会うと挨拶する程度で、娘は不思議なことに、一回も彼女の正式な門下生になったことがないのです。
あることをきっかけに、娘がとても可愛がっていただくようになり、今では(巨匠クラスのすごい人なのでこんな表現はちょっと気が引けますが)大切な友人となりました。
悩みがある時、困った時、いつでもメッセージを送ると電話で話を聞いてくださる、アドヴァイスをくださって、冗談を言い合って笑い合える、娘の大切な人です。
コロナ禍なので、例年行われる大きなホームパーティは今年は残念ながら行わず、私たちは午前中に彼女の家の教会の前に集まって、ささやかなお祝いをしました。
いくつになってもチャーミングで、そして、ありえない才能を持ったドーラ。
どうぞいつまでもお元気で、そして心に沁みる演奏を私たちに与えてください。。。。