オーストリアのロックダウン前日 ブースターを打ってきました これで私はストロング・ウーマン?

オーストリア・ウィーン情報

はい、コロナの話は嫌だ嫌だと言いつつ、こんな時なのでコロナコロナとたび重なってしまい、本当に残念です。
しかし、コロナ情報のリクエストもありますので、お役に立つかどうか疑問ですが、書きます。

さて、行ってきましたよ、3回目のワクチン接種に。ブースターってやつです。

私は4月にアストラゼネカを1回目、そして7月に同じくアストラを2回目、そして今回、ブースターとしてファイザーを打ち込んでまいりました。例によって、オーストリア国際センターの接種所に予約を取りました。予約受付は、ウィーン市のこのウェブサイトで、サクサク取ることができます。あっという間で超簡単。私と娘は、スイスのマスタークラスの最中、オーストリアのコロナ状態をネットで見て、これはまずい、早くせねば!とすぐに予約しました。

私の予約時間は早朝でした。
内部での写真は禁止なのでありませんが、とてもきちんとしていて、待つことなく、本当にスイスイとワクチン接種まで突き進むことができます。あらかじめ書き込んだ、指定の用紙と予約書、そしてワクチンパスに身分証明書、保険証などを持参します。手続きの一環として、お医者さんと話して、質問があったら事前に納得いくまで話すことも出来ます。何もかもが至れり尽くせり。スタッフさん達は皆さんとても感じがよく、雰囲気もOKです。

あっという間に接種し、15分良い子でお座りして経過を観察し、自分で大丈夫だと確信したら、自由に退出します。

私は2回目の接種でも副反応はなかったのですが、今回も今のところ、何もありません。Twitterにも書きましが、食欲がありすぎて困るくらいです。副反応は体重増加かも。しかし、真面目な話、ある程度の副反応があったほうが「抗体ができている証拠」なんてことも、嘘か本当かわかりませんが耳にしたので、ちょっとどっかが痛いくらいだったら良いかなとも思っています。

今日、レッスンした生徒は12歳ですが、去年コロナに感染して完治したし、その後ワクチンも接種しています。
迎えにきたお父さんに、私が「今日やっとブーストを打ったのよ!」と告げると、「おめでとう!これで貴女は完璧なストロング・ウーマンですね!」と言われて思わず吹き出してしまいました。そう言われると、本当に強そう。その後「パーフェクト・ウーマン」とかも言ってて、もう私は転げ回って爆笑しました。英語ってどうしてこう、ダイレクトなのかしら。

さて、今日のオマケはウィーン市庁舎のクリスマス・マーケットの写真です。

明日からロックダウンが始まるので、多くの人が来ていました。入り口を見ると、ワクチン接種証明などを厳しく取り締まっていました。入場条件は、ワクチン接種をしていること、もしくは感染・完治して6ヶ月以内の証明があること、です。ワクチンパスポートだけでなく、きちんと身分証明書も提示させていたので、きちんとしていると言って良いでしょう。

でも中に入って、ゆっくり楽しむ勇気はなかったです。例え全員ワクチン接種者だと言っても、感染することもうつすことも可能ですし、それとワクチン未接種なのに偽物の証明書を見せた人もいるでしょうし(実際ある。すごい罰金になります)何よりもまあ、みんなマスクしないわ〜〜〜。やっぱりヨーロッパに根付かないですね、このマスク習慣は。

習慣とは違いますが、根付いてくるのはやはりワクチン接種でしょう。
2月からは法律を整え、ワクチン接種が義務となりそうです。今日印象に残ったのは「オーストリア国民は多くの権利があります、しかし義務もあるのです」という法曹界の人の言葉でした。この国は社会補償天国ですからね。きちんとした手続きを踏めば、働かなくても毎月数万円くらいはポーンと手に入ります。子供手当もすごいから、公立に通わせて、子供数が大けりゃそれだけで家賃だって軽く払えちゃう。恩恵ばっかり受けてないで、協力する時はしてちょうだい、ってことでしょうか。