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オーストリア情報
新型コロナウイルス状況
現在1,599人が感染
現在、オーストリアでの新型コロナウイルス感染数は1,599例です(7月27日23時現在)。前日比で50人近く増えています。これまでの陽性患者数は20,614人で、実施された検査数は853,169件です。
95人が入院しており、うち16人が集中治療室で治療を受けています。疫学報告システム(EMS)によるとオーストリアでは新型コロナウイルスで688人が死亡しています。
ウィーンのIAEAで感染
国際原子力機関(IAEA)では、コロナウイルスの感染例が出ています。スタッフが症状を感じ、週末に検査を受けていましたが、昨日の夕方に結果が出たと国連が発表しました。感染者の接触者はすべて連絡されており、チェックを受けているとのこと。
知り合いが数人いるので心配ですが、疑いのある人はチェックを受けているようなので安心です。
たかがマスク、されどマスク マスクは醜い?
私はある音楽事務所で会計を少しお手伝いしており、コロナ禍の今はうちでリモート・ワークしています。しかしながら実際に事務所に行かなければいけないこともあり、昨日は久しぶりに顔を出してみました。
そこで同僚とコロナ中の事など話して盛り上がったのですが、興味深かったのはマスクに対する考えです。
同僚1人は欧州人で40代、女性。彼女にしてみるとマスクは本当に今まで見たこともないもので不気味なものでしかないようでした。地下鉄に乗り、みんながマスクをしている姿を見るとゾッとして怖くなるそうです。
オーケストラの一員として冬、日本にツアーにいった友人の話を思い出しました。当時はもちろんコロナ禍ではありません。日本公演で舞台に上がって客席を見ると、着席している観客の多くの人がマスクをしていたそうです。マスクをあまり見たことのない欧米人の友人には、それがたまらなく滑稽で気持ち悪く、笑わずに演奏するのが本当に辛かったと。
これらはマスクをする東洋人に対する侮辱でもなんでもなく、未知のものに対する違和感、恐怖からくる嫌悪感なんでしょう。
私達日本人からしてみれば、マスクなんてあったりまえのもので気持ち悪いなんて発想はゼロです。人からの感染も防ぐし、自分から菌をばらまくことも防いでくれる。
女性の立場からすると、メイクアップしないで済むとか、気の弱い人は顔を隠せてラッキーとかあります。
しかしこの、「隠せてラッキー!」という感覚がそもそもこの人達にはないのです。逆に「なんでかくす必要があるわけ」という思うのです。
日頃から「なんでマスクしないの?馬鹿なの?」と思っていた私ですが、「たかがマスク、されどマスク」今までいた環境によって捉え方が根本的に違うのです。他人を理解することの重要さも必要だと改めて感じました。
それでもここにマスク着用習慣が広がることを願って止まない私です。