オーストリア情報

新型コロナウイルス状況

ウィーンの挨拶事情　チュウとハグの復活

オーストリアでは通常、気心の知れたお相手と挨拶するときは頬を寄せ、「チュウ」を左右で２回（時には多く）というのが普通でした。しかし、コロナがやって来て、オーストリア、クルツ首相が公の場で全国民にお願いしたように、私達は人との接触習慣を変えなければいけなくなりました。握手もダメ、チュウなんてもってのほかです。しかし、しかし〜！！！数ヶ月経ち、規制が切れた今、それはまた変わってきています。

先日のクライスラー・ガラ・コンサートで私がドーラ（シュヴァルツベルク名誉教授）を会場に連れて行って、フリッシェンシュラーガー名誉教授に、「先生、ほら、ドーラが来てくれました〜」というや否や、「お〜、ミヒャエル！」「来てくれたんだね、ドーラ！！！」とほっぺにチュウチュウ。

おお、予想通り、と思って見ていました。私の知る限り、お二人はコロナではないと思いますが。。。。

8月に入って、ある学生と久々にカフェあった時、私を見つけた彼女、「きゃ〜、佳奈、久しぶり、私、コロナじゃないわよ！！！」とドーンと抱きしめられて強烈なハグを受けました。

欧州出身の若い子たちの仲良しグループでは（日本人や韓国人の学生さんたちは違うと思う）もはやソシアル・ディスタンスはないと私は見ています。本当に直接の知り合いの中にコロナ陽性が出ていないので正直ピンと来ていないのですが、ほんと、誰かひとりが持ってきたら、それでウォ〜っと広がるんでしょうね。やっぱり用心しないと〜！