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オーストリア・ウィーン情報
今日は10月31日、ハロウィンです。ウィーンでも数年前からハロウィンパーティが行われるようになりましたが、今年はコロナのため、大きなパーティもなさそうです。
それよりも今日はもっと大切な日です。
娘のリザ・マリアがモーツァルテウム音大のオジム先生の後、16歳からずっとお世話になっていたウィーン音楽大学名誉教授のフリッシェンシュラーガー先生のお誕生日です。今日で85歳になられます。これは5年前のクラスコンサートでの写真。当時は素敵な先輩がたくさんいて、特に室内楽ではとても勉強をさせていただきました。ほぼ毎日レッスンしていただいたと思います。
フリッシェンシュラーガー先生には日本やカナダ、色々な国に連れて行って頂きました。優しくて、辛抱強く、時にはチャーミング、そして何よりも美しいものが大好きで人の悪口が大嫌いな優しい先生です。どうぞお元気で長生きしてください。たくさんの素晴らしい思い出があります。
こちらは今年の夏、オルフェウスのコンサートで、ドーラも来てくださった時の写真。
オーストリア新型コロナウイルス状況
オーストリア、第2のロックダウンについて
さて、今日の午後にでも第2次ロックダウンの報道が入ると思いますが、ニュースなどで放送されている項目について書きます。
まずは、夜間外出規制
夜8時から午前6時までの夜間外出禁止令が適用されることになりそうです。
例外は以前のロックダウン時の例外と同じです。この時間帯の公共交通機関の利用は、例外的な場合にのみ認められます。
飲食店での飲食はNG
店内での飲食は、6:00~20:00の間であれば、今まで通り許可されます。企業や学校、病院などにあるカフェテリアも対象外。食堂車の中ではOKの場合あり。
ホテルも閉鎖しなければなりません。この規制が施行された時に既にその場にいた客に限り予約した時間をその場で過ごすことができます。また、専門的な目的での宿泊や研修中の宿泊も除きます。スパ施設も規制対象外です。
劇場と映画館は閉館
規制では「イベントは禁止」です
これには、個人宅の外でのプライベートなお祝いや、カルチャー・イベント、スポーツ・イベントなどが含まれます。劇場、オペラ、映画館、プール、フィットネス、ヨガスタジオなども閉鎖しなければなりません。美術館、図書館、動物園、公園は閉鎖しなくてもよし。
除外されているのは、「一流のスポーツにおけるスポーツイベント」ですが、観客なしで行います。観客なしでのリハーサルや芸術的なパフォーマンスも許可されていますが、距離と衛生面でのルールが適用されます。また、デモや専門家の会合、「宗教的な目的のためのイベント」などにも例外が適用されます。葬儀は最大50名で継続して行うことができます。
スポーツ
屋外でのランニングは可能ですが、屋内でのトレーニングは禁止。
例外はトップアスリートのみ。屋外のスポーツ施設は、アマチュアスポーツ選手でも利用することができますが、他人との物理的な接触がない場合に限ります。
老人ホームでの検査義務化
老人ホームや介護施設では、条例案で職員に検査義務を課すことになっています。週に2回、PCR検査や抗原検査を行い、感染を除外します。訪問者は、ホームに入る際に抗原検査を行うか、「訪問中はFFP2マスクを着用する」必要があります。いずれにしても、1日に1人の入居者につき1人しか訪問できません。緩和ケアやホスピスケアは除外されています。病院やヘルスリゾートも同様の規制がありますが、1人の利用者数を制限することはありません。
ロックダウン規制対象外とされているのは、幼稚園や学校、大学など
規制の発効時期はまだ発表されていません
メディアの報道では来週の初めや中旬と予想されています。草案によると、規制の適用は11月30日までとなっています。そうなると、早くても11月2日には発効する可能性があるということになります。コビド19法によると、措置の大部分は最長4週間後に廃止されなければならなりません。
ウィーン国立音楽大学のコロナ信号機はオレンジ
一部のコロナ対策を守らない人を激しく非難している警告です。
詳細はこちら。個室でプローべをする時でもマスクはしましょう。ハグやチュウで挨拶するのは本当にやめなさい!(と言っても日本語を読める人は元からしないであろうと思われるので、虚しいが)無客状態でも舞台で演奏ができるレベルに留めてほしいです。
https://www.mdw.ac.at/upload/mdwUNI/files/aussendung_an_alle_angehörigen_der_mdw_(30.10.2020).pdf