ピアノのレッスン 新しい生徒さんが来る前に知っておくこと、または説明するべきことについて

ピアノとヴァイオリン

今日は『新しい生徒さん』が来た時の注意事項のようなものを書きたいと思います。

その生徒さんが、既存の生徒さんの紹介で来る場合は比較的に簡単です。
私に関する情報が既にある事と、その生徒さんと似たようなご家庭のために、特に驚くような事は起きません。特に驚くような事とは、ネットでよく先生方が嘆くような、

「ピアノを習うのに、うちにピアノは必要ないと思っている」とか「うちで練習しなくていいと思ってる」「すぐに楽しく弾けるようになる」もっと極端になると「先生をベビーシッターと似たような、お遊び相手的な存在だと思っている」みたいな感じです。

私はさすがにこういうのには出会ったことはありませんが、似たようなものはまあ、あります。
しかしながら、親御さんに罪はありません。知らないものは知らないのです。私だって、興味のない分野に関しては、それはもうアホ以下、全く知りません。サッカーなんて、どっちのゴールに入れるかも知りません。そんなものです。

まずは説明する事です。
面倒ですが、それも仕事の一部。後々、嫌な思いをしないため、それと、師弟関係を始めるか始めないか、お互いに納得するためには大切なプロセスです。
お互い「無理」と感じたら「師弟関係を結ばない」これは本当に大切なことです。

まずは、思いついたことから書いてみます。

・ピアノの購入やレンタルに関する情報を提供する。
ピアノを持っていない場合は、ピアノを購入するか、レンタルする必要があることをはっきりと伝える。教師によっては、アコースティックでなければ教えたくない、とかケースバイケースですので、親御さんもアップライトの購入も無理、となったらそれでもOKな他の教師を探すことができます。

・『練習』をすることが必須なことを伝えます。練習しなければ進歩はありません。進歩がなければ子供も楽しくありません。よって、「ピアノで楽しい〜」なんて、簡単なことではないこと。
もちろん、指導者が子供が練習を自然にするように、興味を出すような指導をすることが大切ですが、ご機嫌をとってお遊び相手をやることはピアノのレッスンでは、まあ、無い。ということを理解してもらうこと。ここに関しては、私はかなり努力をします。興味を示した子(大人も)は、趣味であろうがなんだろうが、本当に、すごい勢いで伸びます。

・レッスン料について明確に説明する
これは、実はいちばん大切なポイントです。お互いに正直に話し合うべき内容です。
後々嫌な思いをしないためにも、レッスンの長さ、ふりかえレッスンについて、生徒さんが多い場合はポリシーを契約書のようになさっている場合も多いと思います。

いずれにせよはじめが肝心です。
お金のことについては特に、お互いにあまり触れたくないかもしれませんが、きちんとしましょう。

レッスンが進むにつれ、小さな問題が出てくると思いますが、何事も言葉に出して話すことが大切だと思っています。今はメールで用件を書いておしまい、というケースも多いと思いますが、対面で話すことがトラブルを避ける方法だと思います。

良い関係が築けますように!