ウィーンに住んで、人様に誰か(教授・医者など)を紹介するリスクについて

ピアノとヴァイオリン
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*写真は本題と全く関係ないザルツブルクのケーキやさんの、なんとバジルのケーキです。美味しかったのですが、のちに許せないことがあったので店名は宣伝してあげません笑

留学したいピアノやヴァイオリン専攻の学生さんで、その学生さんのレベルや性格に合いそうな教授をご紹介、なんて稀にはあるのですが、これは比較的簡単です。
だって、ご紹介してその後どうなるかは双方で決めることだからです。

教える側が嫌だといえばそれでおしまいだし、学生の方から「この人いや」というのは、日本人の場合まずない。(これは決して良いことではないのだけれど)

それより私が絶対にしないことに決めているのは「医者」の紹介です。
例えば私のホームドクターは、息子の同級生のお母さん。もう20年以上の付き合いがあります。だから彼女がウィーン一番のドクターだから私がホームドクターにしているのではなく、私達の間には信頼関係があってそれで成り立っています。

私や私の家族が急病で困っている時、旅行前日にどうしても薬が欲しい時、なんて「じゃあおいで〜」で助けてくれます。

でも「紹介して」と言ってくる他の友人は「素晴らしい医者」を求めているのであって、私の友人である医者を求めているわけではないのです。下手に紹介すると、こっちとドクターの関係も変になるし、紹介してといった友人も不満、となるわけです。「私、失敗しないので」なんて医者、ごろごろいる訳がありません。

だから、紹介しないことに決めています。

それと同様なのが「美容師」です。

私には、それはもう愛すべき美容師さんがいますが、彼の事も絶対に誰にも紹介しません。
なぜなら、私と娘にとっては最高な人なのですが、怪しすぎる・・・・。

料金は気分で毎回違うし、必ずしも希望通りにやってくれない。
私の場合は初めから全てお任せで、毛染めからカットから、彼が私に一番良い、というふうにやるのでうまくいっています。でも、ネットで画像を拾ってきて「これと同じに」なんて言っても絶対やってくれないし、偏屈なところがあるので意地悪なことも言いかねない。政治的にも「おいおい」という事を平気で言っちゃう。だから絶対に紹介できません。

最後に紹介したくない人の〆は税理士さんです。
最終的には素晴らしい成果を表してくれますが、直前までどうなるかわからないし、お金関係はやっぱり面倒臭い。私は某弁護士さんの紹介で彼を知り合ったのですが、たまたまうまくいったのかもしれません。

どうしても必要な分野の人間がいたら、まずはネットや口コミで自分で全力必死で探すことです。
そうすると運が良ければ良い出会いがある、と思います。