目次
写真はウィーンの老舗、デメル店。今はロックダウンで中で食べることはできないのですが、お持ち帰りはOKです。
オーストリアのデザート、カイザーシュマレンを作っていました。窓越しにみんな釘付けです。食べたいな〜。
オーストリア・ウィーンの医療システム 私の歯科医(恐怖)体験
オーストリアで国民保険に加入していたら(保険扱い病院での)治療は無料
オーストリアできちんと国民保険に加入していると、治療費はなんと無料なんです!
しかし、それは国民保険適用の病院や医師の所に行った場合のみ。
これは素晴らしいことです。
私にとって、先日書いたテーマ、オーストリアに移住して良かった事の大きなポイントのひとつに入ります。
癌になっても、難しい心臓病などになっても、手術が必要になっても、無料で治療してくれるのです。
日本やアメリカで病気になったら大変お金がかかると聞きました。日本の私の叔父が癌になった時、入院料が1日数万円だったそうです。
オーストリアではどんな貧乏人でも、保険に入っていれば難しい心臓の手術だって無料で行ってもらえます。出産にもお金がかかりません。すごいですよね。
オーストリア・ウィーンの歯科医 私の恐怖体験
現在、私はとてもイケメンの歯医者さんを見つけて、とてもラッキーなのですが、彼のところに行き着くまで、この数十年間、何回も悲惨な思いをしてきました。
恐ろしい体験をちょっとだけ皆さんにしシェアさせていただきます。
まず、1回目、30年以上前のはなしです。
当時勤めていた会社に近かった歯科医に行きました。
日本だったらまず、麻酔をかけてくれますよね。
年配のその歯科医は、「麻酔をかけますか?」と聞くこともせず、掘る、掘る、掘る。
痛いと言っているのに、「大丈夫、もうすぐ終わるから」(治療を止めるのがめんどくさかったんでしょう)と言って、掘る、掘る、掘る。
発狂寸前。この時に拷問 Folterというドイツ語の単語を覚えました。
そして治療後、勤務先の事務所に帰り、あまりの痛さにオーストリア人の秘書の前で号泣。本当に大声で「エ〜〜〜〜〜ン!!!」と泣きました(すいません、若かったもので)
秘書が、当時の所長さんに
「Oh God!Kana chan‘s crying Mr. ○○○!!!」
と言って、社員みんなで慰めてくれて、早退したのを思い出します。
「あの時の歯医者、○す!」
と何年間も呪い続けましたが、調べもせずにそこに行ったのが大失敗でした。
2回目は、前回の失敗から「こりゃあ、保険扱いじゃなくてプライベートの先生がいいな、」と思って決めた、ちょっとお金持ちそうな女医さんです。やさしてすごく綺麗。
高いセラミックの詰め物をしたのですが、これがまあ、落ちる落ちる。
「こんどは絶対に大丈夫!日本製の富士っていう接着剤を使ったから絶対に落ちないわよ!」
その言葉も虚しく、落ちること数回。。。。
この女医さん、親のお金で裏口卒業(こちらは卒業の方が大変)したんじゃないかと本当に疑いました。
この詰め物は数年後に朽ち果てることとなります。。。。
この他にもいろいろありますが、あまり書くと皆さんがオーストリアを嫌いになっても困るのでここでストップ。
結論。
オーストリアに来るのなら、歯の治療はどうぞ日本で済ませていらしてください。
私のイケメン歯医者先生はいい人ですが、長年の経験から、私は彼のことも心から信用してはいません(ごめんなさい、先生)
だからこの歯医者さんを人様に、特に日本人の方には紹介することはできません。
責任を取れないですから。。。。。なんでもありのオーストリア。
それでも発狂するほどの痛みに襲われた時、この病院に行くと治療してもらえます。
Zahnklinik Margareten
ただし、3時間くらい待つこともあります。ウェブサイトはこちら。
今はコロナ禍なので月曜日から金曜日の8時半から5時まで開いています。
ここは緊急時にかなり利用しましたが、良い先生70%ハズレ30%って感じです。
(多くの医師が働いています)
*補足です。歯科医の場合、麻酔やきちんとした詰め物やインプランタート等は保険がききません。その都度確かめてください。
さて、以下はお役たちリンクです。
オーストリアの医療事情については外務省の世界の医療事情のウェブサイトをご参考にしてください。こちらです。
オーストリアの国民健康保険 Gesundheitskasse
オーストリアに滞在するためには保険に加入する義務があります。旅行で来る人は日本で加入しているでしょうし、留学などで滞在する人も加入していなければ滞在許可書を申請することができません。
普通、オーストリアに滞在する人は、オーストリアの国民健康保険に加入しています。
オーストリアの国民健康保険Gesundheitskasseのウェブサイトはこちら。
正規の大学生でない場合、こちらに加入する方法もあるようです。
ケア・オーストリアのウェブサイトはこちら。
ホームドクターや出産、その他いろいろについてはまた書きますね。