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オーストリア情報 新型コロナウイルス状況
オーストリア、今日のコロナ状況
現在の患者数は1,434人
オーストリアの現在の新型コロナウイルス患者数は1,434人です(8月4日23時現在)。現在までの感染者は全体で21,488人、19,336人が回復しました。すでに全国で合計916,778件の検査が実施されています。
現在、107人が入院治療を受けており、そのうち23人が集中治療を受けています。疫学通知システム(EMS)によると、オーストリアで新型コロナウイルスで700人が死亡しています。
本日、8月5日(水)10時現在の新規患者数は77人です。このまま0時まで100人に増加するでしょうか?しない事を願います。
さて、コロナ禍でも電車は毎日走っています。今日はそのお話をちょっと。
ウィーンの交通事情
ウィーン交通、不正(無銭)乗車する人の減少!
これは今年初めの記事です。ざっくり下に訳しましたが、ウィーンは多くの人が年間定期券を購入していて、不正乗車をする人が他の欧州国と比べると少ない、立派である、といった記事です。
昨年、ウィーン市内の路面電車やバス、地下鉄で、不正乗車をして捕まった人は約9万3000人でした。これは国際的に見て、とても低い数字です。
ウィーンの公共交通機関では、毎日約100人の検査官がコントロールしています。昨年は490万人の乗客がコントロールを受け、うち9万3000人が不正乗車をしていました。検挙率(というのか?捕まえた確率)は2018年と同様、昨年も1.9%でした。
このように、ウィーン交通の乗客はヨーロッパで最も正直者です。ベルリンやハンブルクでは乗客の約5%がチケットなしで捕まり、パリでは10%もの乗客が捕まっています。
罰金は105ユーロ 乗車券コントロールは怖い。トラウマ。
ウィーン交通によると、「2012年以来、年間定期券は1日1€という値段で提供されています。これはリーズナブルで許容されているということです。(よって無賃乗車する人が他所の国より少ない)
10年前には3.3%の乗客が切符なしで捕まっていました。不正乗車の罰金は105ユーロの罰金です。その時に乗っている分の料金を持っていない場合は、115ユーロまで増える可能性があります。
私も年間定期券を持っています。365ユーロです。これでウィーン市内は乗り放題なので、東京に比べると激安です。年間定期券だと例え忘れても自分のナンバーがあるので検査員に氏名を言えば罰金は受けずに済みます。
以前私はひと月ごとの定期券を使用していたのですが、これは人に貸すこともできるので、乗車時に持っていないと罰金になってしまいます。お財布を忘れたりするとそれはもう、完璧アウト。
その昔、通勤中にコントロール、財布を忘れたことに気がついて、真っ青になって、
「持ってるのよ、うちにあるの!お願い、うちまで一緒に来て!見せてあげるから!!!」と懇願したのにダメなことが2回ほどありました(当然ダメ)
今でもコントロールの人が来て、「Fahrscheinkontroll bitte」(乗車券のコントロールです!)と言うと以前のトラウマを思い出し、心臓バクバクして口から飛び出しそうになります。慣れません。
乗車券コントロールを受けてナイフで襲いかかった人
が、先日いたようです。これはウィーン交通ではなくてオーストリア鉄道の中だったようですが、似たようなもの。
月曜の朝、27歳のスロバキア人の男が乗車券コントロールを受け逆上、ナイフで職員を脅し逃げ去ったそうです。そのあと検査官は追いかけて、最後は警察官に逮捕されたそうです。乗車券をコントロールする検査官の人も命がけですね。