オーストリア情報 新型コロナウイルス状況 大型美術館でのマスク着用再び

オーストリア・ウィーン情報

目次

オーストリア情報

新型コロナウイルス状況

これまでに確認された新型コロナウイルス症例は21,682件

オーストリア全土で、これまでに確認された新型コロナウイルス症例数は21,666件(8616時現在)となっています。現在の感染患者数は1,381人。入院中の人は117人でそのうち25人が集中治療を受けています。

疫学通知システム(EMS)によると新型コロナウイルスの死亡者数は現在707人です。合計937,275回の検査が行われました。

ORF.at/corona/daten

大規模な美術館でのマスク着用の再義務化

ウィーンの大きな美術館で再びマスクの義務化が導入されました。美術史美術館、自然史博物館、アルベルティーナ、ベルヴェデーレ、MAK、ウィーン・ムゼーウムなどです。

https://orf.at/#/stories/3176426/

自宅自己隔離期間の変更、14日ではなく10日間へ

新型コロナウイルスに感染している可能性がある、または感染している人は自宅自己隔離の義務がありますが、その期間は10日間となります。リスク地域から入国しても同様です。

パンデミックが始まって以来、14日間の検疫期間(自己隔離)が、検査結果陽性の人や新型コロナウイルス感染者、特定の国からオーストリアに入国する人に適用されています。しかし今では10日間の検疫期間となっています。保健省や専門家によると、これは、潜伏期間や病人が感染する期間が以前に想定していたよりも短いという最近の科学的知見によるものだということです。

厚生省は、新型コロナウイルス潜伏期間が最大10.6日であるというメタ解析を参照しています。ほとんどの人は、平均して5日目から6日目の11日以内に最初の症状が現れます。また、影響を受ける人のリスクやコストも考慮し、他国の検疫期間の短縮にも言及しています。

同省は723日に発表した「COVID19件の隔離解除勧告」の中で、この削減について言及したもよう。勧告では、病気の人の検疫は、症状が出てから少なくとも10日間だけでなければならないとされています。重症化した場合や医療・介護関係者はPCR検査の陰性化も必要となります。

https://orf.at/stories/3176212/