ウィーンの教習所は現在コロナで大人気。教習所の想いでバナシ

オーストリア・ウィーン情報

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オーストリア情報

新型コロナウイルス状況

オーストリア、入院患者数は118人

コロナウイルスの感染者数は比較的安定しています。保健省によると(8月12日23時現在)によると、病院で治療中の人は118人で、そのうち25人が集中治療を受けています。

全国で合計22,537件の感染が確認されており、983,018件の検査が実施されています。疫学通知システム(EMS)によるとオーストリアでは新型コロナウイルスで713人が死亡しています。

ORF.at/corona/daten

コロナの影響で自動車教習所が大人気

ウィーンの自動車教習所によると、現在の生徒数が満員に達しているといいます。これはコロナウイルスが原因で、運転免許を取りたいという連絡が絶えません。

ウィーン商工会議所の自動車教習所長シュロッサー氏は、特に年配の方は、自分の車を持って自由に移動できるようになりたいと思っていると述べています。

コロナウイルスが原因で、公共交通機関を利用するのが怖いという人も多いようです。正確な数字は出ていませんが、コロナ発生前に比べると約3倍の希望者数だと推測しています。

なので、今のところ教習所は潤っているようです。しかし、ウィーンの運転教官が少なすぎてうれしい悲鳴をあげているようすです。

5月1日より、教習所は再び営業しています。オーストリアにお住まいのあなた、大学がお休みの間、ウィーンか郊外で免許を取るのも手かもしれませんね。

ウィーン1区の教習所の思い出

25年くらい前の話です。急に免許が取りたくなって教習所に通いました。そこでの多くの出会いは私の人生でとても衝撃的でした。

教室でいつも隣で私にとても優しくしてくれた女の子は「うん、彼氏がね、人をひいて、その人が死んでしまったから一生免許が取れないの。だから私がとりにきたの。今は彼、無免で運転してるんだけれどね、それ危ないでしょう?」とさらっと言われて目が点になったり、美人なカッコいい女性が危険物用大型車を取り扱う免許をとりに来ていたのですが(この試験は本当に難しいらしい)、教官に言い寄られてぶっ飛ばしたり、老後の楽しみに、とかなりご高齢の仲の良いご夫婦がいたり(今考えるとかなり怖い)…。驚きの毎日でしたが、本当に楽しかったです。

セオリーの試験は一発合格で嬉しかったのですが(当時はオンラインがなくて全部口頭試験)私はどうも車オンチらしく、実技試験では数回落ちました。

ある時は市電の線路に乗り上げ、ある時はカーブの時にアクセルを踏み、ある時は速く走り過ぎ、ある時は駐車が全くできず…。私の担当の教官の先生は手に汗を握り、いつも補助の先生用のブレーキをスタンバイにしていました。(試験の時には試験官の先生と自分の担当の先生が乗っている)

それでも最後の試験では、試験官の先生が「あなた、何回目?ヒェ〜今日で6回目?まあ、いいや、合格!」と言って、たかが200メートルくらい走っただけなのに、合格させてくれました。私の担当の先生は、私があんまり合格しないので私の為にリタイアするのを延ばしてくれました。先生、ありがとうございました。

そんなに一生懸命にゲットした免許なのに、やっぱり私は運転には向いておらず、その後もほぼ毎月罰金の嵐(速度違反、信号無視、不正駐車)で、このままだったらきっと大事故を起こして自分だけではなく人様にも多大なご迷惑をおかけるすると思い、車も売って、免許は捨てたのですが正解だったと今でも信じています。