目次
オーストリア・ウィーン情報
ハイドンのグランドピアノ
![](https://ibs.orf.at/bgl?image=https%3A%2F%2Foekastatic.orf.at%2Fmims%2F2020%2F39%2F40%2Fcrops%2Fw%3D1200%2Ch%3D627%2Cq%3D75%2F695207_master_240240_fluegel1.jpg%3Fs%3Dfe12cf80ee8fdedc795ba49effe0c99edc1be9c3)
火曜日、アイゼンシュタットのハイドン・ハウスで、ハイドンのピアノが大金をかけて精巧に修復され、展示されました。
アントン・ウェーバーのピアノ工房で作られたこの歴史的な楽器は、18世紀後半の作品で、ハイドン・ハウスのコレクションの中核をなすもののひとつです。
ヨゼフ・ハイドン・コンセルヴァトリウムのネメス学長は、
「ハイドンが演奏した楽器が演奏可能になり、素晴らしい音色を再び響かせることが出来る。
とても素晴らしいことです。
特にこの楽器が単なる見せ物ではなく、当時のままの音を再現できるという事は非常に重要なことなのです。」と述べました。
ピアノはおそらく1781年のもので、エステルハージー家が購入したものと思われます。
長い歴史の中で、前世紀の初めに、ライディング(オーバープッレンドルフ地区)の最初のフランツ・リスト博物館に存在したこともありました。
そして1950年代にようやくアイゼンシュタットに戻ってきました。
以来、このピアノはハイドン・ハウスのコレクションの心臓となる作品の一つとなっています。
ハイドンのピアノはウィーンで4ヶ月をかけて修復されました。
かかった費用はなんと約10,000ユーロ(約128万円)
ブルゲンラント州が負担しています。
観客は10月3日、4日、10日にこのピアノの音色を聴くことができます。
オーストリアコロナ状況
オーストリアに対する渡航規制の増加
![](https://ibs.orf.at/news?image=https%3A%2F%2Fassets.orf.at%2Fmims%2F2020%2F39%2F00%2Fcrops%2Fw%3D1200%2Ch%3D630%2Cq%3D75%2F694595_master_240000_coronavirus_reisewarnung_oesterreich_coe.jpg%3Fs%3Ddb79b6c064849528ccdb98fa7ebb732e4e3b364a)
夏にオーストリアは多くの国に渡航警告を出しました。
しかし今度は立場が逆転してきています。
感染症の増加を受け、ウィーンへの渡航を警告する国が増えています。
オランダはウィーンに加え、初めてインスブルックへの渡航警告を出ししました。
オランダの政府は火曜日にウィーンおよびチロルの首都インスブルックに旅行警告を出しました。
オランダ政府によると、ウィーンからオランダに戻る旅行者は、即10日間の自宅検疫に入らなければなりません。
ウィーンのシュヴェヒャート空港とインスブルックの空港は検疫の対象とせずに利用することができます。
これによってチロルのスキーリゾートは、オランダ人のスキー客を期待することができます。
オーストリアはオランダ人スキーヤーに大人気です。
オランダ王室は、フォアアールベルクのレヒ・アム・アールベルク(Lech am Arlberg)で毎年スキーの休日を過ごしています。
インスブルックは数日前からオーストリアで最もコロナウイルスの新規感染が多い地域の一つとなっています。
チロルの首都インスブルックは、人口10万人あたりの7日間の感染率が136.25件で、113.73件のウィーン州を抜いてオーストリアの全地区のトップとなっています。
24時間比較での新たな症例数は676件
- 保健省によると24時間の比較で、オーストリアでコロナウイルスの新たな症例が676例報告されています。(9月22日23時現在)
- オーストリアの累計確定病例数は40,0004人
- 入院治療患者数は390人に増加、集中治療室患者数も増加し75人となっています。
- 現在の患者数は8,220人
- これまでに行われた検査数は合計1,472,647回
- 合計756人が死亡しています。
(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)