オーストリア 音楽夏期講習のご紹介 ツェル・アン・デア・プラムでのマスタークラス

音楽留学のために

オーストリア音楽講習会のご紹介 ツェル・アン・デア・プラム

写真はオシアッハというところで、ツェル・アン・デア・プラムとは関係ないのですが、こんな場所だと想像してみてください。(著作権で使える写真が見つからない!!!)

ツェル・アン・デア・プラム城でのマスタークラスのご紹介

ネットサーフィンをしていたら、この夏期講習を見つけました。
コロナがどうなるなるかわからないのですが、収束すると予想して書きます。
ホームページはこちらです

この、ツェル・アン・デア・プラム城というのはオーバーエーステライヒ州にあリます。
ウィーンから汽車で2時間半くらいです。
このお城のウェブサイトが美しいです。行きたくなります〜。

目をひいたのはヴァイオリンの講師に、3月からウィーン国立音楽大学の教授になるフリューヴィルト氏と、私のよく知っているヴォンジー・キム・オジム氏がいたためです。フリューヴィルト氏の詳細はこちら

ヴォンジーは娘が教えて頂いていたオジム先生の奥様です。当時彼女はモーツァルテウムで予備科の教授でしたが、今は試験に合格して音楽大学の教授にもなっているはず。彼女の詳細はこちら
お二人ともお勧めできる教授です。(わたしのブログには、私が推薦できると思う教授の講習会を紹介したいと思います)

ざっくり訳すと、以下の通りです。

講師陣。
ダヴィッド・フリューヴィルト (ヴァイオリン)
ウテ・ハーセナウアー (ヴァイオリン)
ウォンジー・キム・オジム (ヴァイオリン)
セバスチャン・ミュラー (ヴァイオリン)
アンドレアス・ペズルベルガー (チェロ)
ピーター・ラングガートナー (ヴィオラ)

マスタークラス・スタート:2021年7月18日18時
到着:2021年7月18日15時00分
ファイナルコンサート:2021年7月24日午前11時
終了:2021年7月24日14時00分
登録締切:2021年6月30日

受講料
350ユーロ+手数料100ユーロ

講習会の場所
ツェル・アン・デア・プラム城(オーバーエーステライヒ州)

宿泊所
ツェル・アン・デア・プラム城の宿泊施設
300ユーロから 全コース3食付
宿泊所の詳細はこちら

教授も学生も同じところに住み、レッスンも同じところ。
このように全てが同じところで行われるマスタークラスは本当に理想的です。
色々な教授のレッスンを聴講できて、自分の部屋で好きなだけ練習ができる。
移動などの余計な時間の無駄がないのです。
1週間ベッタリと一緒にいるので、学生同士仲良くなれるし、教授ともたくさんお話をすることができます。自然も多いこの環境はレッスン合間にお散歩をしたり、良い環境だと思います。

こういう環境でのオジム先生のマスタークラスによく参加しました。缶詰になって練習とレッスンを受け、最後には終了コンサートでしめる。本当に理想的な練習環境です。

参加者の条件は一応、音楽大学生、個人レッスンの上級者、プロの音楽家、楽器教育者、となっていてアマチュアはやんわり断っていますが、ビデオを見る限りそんなにハイレベルでもないようなので、自分の実力とビデオで演奏している人を比べ、大丈夫そうだと思ったらチャレンジするのも良いかもしれません。その場合は、空き状況により、5月15日の締め切り後にのみ追加参加の可能性があるそうです。

このコースは、14歳からすべての国籍の方が参加できます。最低年齢の例外については、コース運営者と相談の上、可能です。

独奏とコンサートのレパートリーから自由にプログラムを選択できます。
受講料には以下のサービスが含まれています。

1日約40分または80分の個人レッスン(予約状況により異なります)|伴奏付き|全クラス聴講可|室内楽など|ワークショップコンサート|終了コンサート(入場無料)|セミナー・談話室の利用|卓球台・運動場の利用|追加指圧(別途予約)|参加ディプロマ

参加者は自分の部屋で練習できます、外部参加者のための部屋はありません(多分付き添いの人の部屋、ということ)

申し込み期限
需要が高く、参加人数に限りがあるため、お早めのお申し込みをお勧めします。遅れてのお申込みは空席状況により受け付けています。

ファイナルコンサート
一般公開のファイナルコンサートは、ツェル・アン・デア・プラム城のフレスコホールで行われます。参加者は、講師が選定します。

余暇活動
卓球やボール遊びなどのレジャー活動に利用できる運動場や多目的ホールがあります。

ピアノのコースもありますが、個人的にどの先生も知らないので、なんとも言えないのですが、モーツァルテウムの予備科の先生もいらっしゃるようなので、子供留学を目指す方は調べてみると良いかもしれません。

通訳についてですが、けっこう田舎なので、きちんとした日本語の通訳を依頼することは多分難しいと思います。
英語・ドイツ語で生活する能力があることが絶対条件になります。

語学の重要性についてはいつか書きたいと思いますが、音楽留学の場合でもその国の言葉ができることはとても大切です。もし、夏の講習会や秋からの留学を考えていらっしゃる方がいらしたら、今はコロナ禍で充分時間がありますからドイツ語を勉強しましょう!

話せたら第一楽しいですし、これを大っぴらに言う人はあまりいませんが、誤解を恐れずにあえて書きますと語学ができると出来ないでは、各教授の心の開き方が全く変わってきます。
まだ時間はあるので頑張りましょう〜〜〜。