ピアノでもヴァイオリンでも何でもかんでも「生徒さんからの頂き物」から「頂き物自慢」

ピアノとヴァイオリン

SNSで面白い、といっては失礼かもしれませんが、ある投稿が目に止まったので、久々の話題はこれにします。
ある先生が「生徒さんから〇〇を頂きました〜」とインスタなどのSNSに投稿し、「そんなことを写真付きで投稿するなんて、非常に下品だ」とか「私の子供がこの門下で、プレゼントをしていなかったら焦るので嫌だ」といった親御さん達のご意見です。

常日頃思っているのですが、人は標的になる人の目につくように投稿する傾向があるのだと思います。

よって、この投稿をした先生は、日頃「私はこんなに良い先生なのに、私の生徒の親は盆暮の挨拶もないわ!」と不満に思っているのかもしれません。で、なんかたまたま商品券なんか頂いちゃったら、もう舞い上がって、「ほらご覧なさい!これが常識よ!!!」なんてドヤって載せてしまったたのかもしれません。

しかしながら、頂いたプレゼントをみんなの前で公表するのがフツーの場合もあります。

私は、その「結婚式」に招待されていたのですが、仕事があったので出席できませんでした。
残念だなー、と思いつつ、花嫁に「私、あなたの国の結婚式について何も知らないのだけれど、どんな感じなの?」と聞くと、「ウィーンだから数日間飲んで食べて祝う、っていうわけにいかないけれど、何百人も来てすごいのよ!」

そして耳を疑ったのは、彼女の「お金とか金(ゴールド)が飛び交うのよ」という言葉。
はて、なんだろう?と思ったのですが、後日、見せていただいた結婚式のビデオを見て納得が行きました。

新婦は白いドレスに身を包み、宝石の他にも、かなりの量の「金」を身につけています。ネックレス、イヤリング、ヘアスタイルもキンキラキン。

新郎新婦にみんながお祝いを述べ、プレゼントを渡すシーンがありました。お客さんは皆、プレゼントを持って長い列を作って並んでいます。

新郎新婦の横にはプロの司会者がいます。

そして、プレゼントをもらうたびに、「ハ〜イ!〇〇夫妻からのプレゼント、キャッシュ1000ユーロで〜す!!!!」とか「金のネックレス、お値段は500ユーロで〜す!!!!」と全てのプレゼントと、その価値(金額)を大声で叫び、そのたびに盛大な拍手と歓声が湧き上がるのです。

もうね、私心から思いましたよ。「行かなくてよかった。。。。。。。」、と。私の小さなプレゼントを公表されたらもう、穴があったら入りたい状態になったことでしょう。多分、中近東、その付近の国々といえどもその土地によって色々違うらしいので、これをどこでもやるわけではないでしょうが、いやあ、これには本当に驚きました。

そして、この司会者、話し方が何かに似てるな、と思い、よく考えたらYouTubuで見る、歌舞伎町のホストクラブのシャンパンコールやる人に似てるかも、とも思えて、私の想像はかなりエスカレートして止まりませんでした。

ピアノやヴァイオリンの先生が、これやったら面白いな、と不謹慎にも想像して一人で笑った私です。くだらない話で、失礼いたしました。ちゃんちゃん。