ウィーンでの引越し「鍵」について思うこと 出来れば代えた方が良いということと、追加の鍵設置

ウィーン生活

さて、ご存知のとおり、私は最近引っ越したのですが「鍵」についてトラブルがありました。

大家さんにスペアキイをお願いしたところ、彼が私に送った鍵を入れた郵便物が行方不明になってしまったのです。まあね、そういうと簡単ですが、「盗まれた」か「郵便局が紛失した」のどちらかです。
住所の書かれた封筒に、全ての鍵が入っているわけですから、これはもう、危険以外の何ものでもありません。泥棒が入っても保険会社から保証は出ないし、何より怖いじゃないの。
全ての鍵をかえる事となりました。

私の今のアパートはアパートというよりスタジオ、事務所向きに作られているので、普通のアパートの鍵とは違います。

もう、書きたくもないですが、1000ユーロくらいかかります。(13万円くらいか?)
でも仕方がない、大家さんとも相談し、意を決して全チェンジすることにしました。

で、鍵の会社から取り付けの人が来てくれたのですが、彼らの話がとても興味深かったのでシェアしておきます。

「今回みたいに鍵を紛失、というケースもありますが、引っ越したら鍵は絶対に全部変えた方が良いんですよ」

よくよく考えてみると、本当にそうです。だって、今までそのアパートに誰が住んで、幾つの鍵がコピーされ、正確に誰が持っていたか、なんて正しい記録は「会社」でもない限り、ないものなんです。

実際、私が23年住んだ昔のアパートだって、なんでこんなにあるんだ!と思うくらいのスペアキーが出てきたし、実際、このだらしのない良い加減なウィーンできちんと管理されている例は、結構少ないと思います。

誰かが掃除人に渡して、そのまんまになっていた、とか、一緒に住んでいた人が持っていた、とかなんでもありです。だから、お金はかかるけれど、鍵は全部取り替えるべきだ、とその人は言っていました。確かにそうなんだろうなあ。

そして、地上階はもちろんのこと、こちらでHochpartereといわれる日本でいう2階の場合や最上階は泥棒が入りやすいので、ガッチリした2つ目の鍵は絶対につけるべきだと思います。普通の鍵は、私なんかでも思いっきり蹴ったら開いちゃいちゃいますからね。これも鉄則。十字の硬い鍵が備え付けられている場合は、泥棒さんは「ああ、5分余計にかかるな。やめよう」と思ってくれるらしいので、これもマストです。

しかしこの鍵代、私の大家さんは優しいので全額出してくれるみたいな雰囲気だったのですが、私の保険の担当のお兄ちゃんが、鬼良い人なので、私の保険で全額カバーできることになりました。つくづくラッキー、感謝カンゲキ雨嵐です。

「鍵の管理」は今まで以上に気をつけていきたいと思います。