原発事故が起きた場合の予備として「ヨウ化カリウム錠剤」がウィーンの薬局で入手できます

ウィーン生活

書こうかどうか迷ったのですが、知っていて損はない情報だと思うので、ピアノやヴァイオリンと関係ありませんが、書きます。

オーストリアでは以前より、原発事故のための「ヨウ化カリウム錠剤」を、18歳未満の子供・青少年と妊婦さん、授乳中人の為に無料配布しています。

18歳から40歳までの人は、安価で購入することができます(今日の午前中時点で、3つの薬局を訪れましたが、『今は無い』といわれました。多分18歳未満と妊婦さんが優先の為)

40歳以上の人は、薬局の人によると、重篤な副作用リスクが多いなどから、服用は避けた方が良い、と言われました(よって私は飲まない方が良い)オーストリア連邦、保健省のウェブサイトに詳しく書いてありますので、よく読んでください。英語版もあります。

常時、家にこの錠剤があれば、いざという時に安心です。(後述しますが、絶対に勝手に飲用してはいけません)

大切なことは、18歳以下の人や、妊婦さんがいる場合は、常備すること。そしてさらに大切なことは、『保健省からの明確な要請があった場合のみ、使用する』事です。

ただ、義務教育の学校に通っている子供・学生達は、学校できちんと対処してくれるようです。

この錠剤は、原発事故場からウィーンまで、放射線が届く前のタイミング(これも勝手に判断しないこと)で服用し、甲状腺を一時的に要素で飽和状態にし、速やかに体外に排出させるそうです。よって、到達後に服用しても有効ではないそうです。

いつもニュースをゲットできる状態にしておくことが大切だと思います。

コロナ禍初期、初めてのロックダウンの時にわたしは思ったものでした。どんなに危なくても、病人に近づかなければ、コロナにならない。でも、これが放射能だったら大変だなあと。

この錠剤がただの『御守り』だけですむように、毎日祈るわたしです。