ウィーンは安全な街?いえいえ、日本と比べたら全然違うというお話と最近の犯罪手口について

音楽留学のために

ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。

昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。
しかしながら、日本とこちらでは「危険」ということに関しての温度差がかなりあると思います。

私がムスメの関係で数年前、日本の新幹線に乗った時の経験です。
私たちの前方にひとりの男性が座っていました。しばらくして彼、なんと全部の荷物、アタッシュケース、広げたPCをそのままにしてどこかに消えました。多分洗面所だと思いますが、私と娘は目を見合わせて°びっくり。

「全部盗まれたらどうするのよ!?」です。

満席ではありませんが、普通に人が居ました。

こちらであれば、洗面所に行かなければいけないような場合、近くに座っている安全そうな人に、「すみません、すぐに戻ってくるので私の荷物を見ていておいてくれますか?」というか、私ならダブレットなどささっとカバンに入れて持っていきます。席に置くのはジャケットくらい。

その男性、結構長い間席を空けました。

欧州であれば私が心配するのは、

「そのアタッシュケースの中に、爆発物は入ってないでしょうね?」

です。その人が戻ってこない場合は、かなりの確率で、席を変えると思います。

しばらくしてその男性、平気な顔をして戻ってきました。もちろん誰も盗んだりしません。あーあ、こちらのRailJetだったら、あっという間に消えるわ、と思いました。とりあえず爆発物ではないので安心しましたが。

この時代になっても、日本から来た人は平気で自分のものを身体から話します。
例えば、こちらの電車などに乗っていて、貴重品の入ったハンドバックなどを上の棚に置く、などの行為です。

カフェに入って、携帯をテーブルに置いたまま洗面所に行く、など、万が一盗まれても誰も同情してくれません。

「そんなところに置きっぱなしにするあなたが悪い」です。

人前で財布を出してぐずぐずする、なども「私は無防備なの。襲って!」と言っているようなものです。気をつけましょう。

さて、最後にSNSで見つけたウィーンでの最近の犯罪手口をシェアしておきます。

あなたのアパートのドアの前に、不自然に食べかけのチョコレート、または普段ないような物が置いてあったり、したら要注意です。
これらは、「ここは女性がひとりで住んでいる」とか「今は外出中なので泥棒に入れる」などのサインの可能性があるそうです。

その投稿者の知人は警察に届けて難を逃れたそうですが、外国でひとり暮らしの留学生さんなどは気をつけましょう。

気をつけなければ、ウィーンだって安全な場所ではないのです。
滞在を楽しい思い出にするためには、日頃から気を引き締める習慣をつけましょう!無駄にはなりません。