ウィーンのスーパー事情|暮らしに便利なお店をまとめました

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ウィーンのスーパー事情とおすすめのお店

ウィーンに来たばかりの頃、日常の買い物は今よりずっと不便でした。土曜日は午前中に店が閉まり、日曜や祝日はどこも開いていないので、うっかり買い忘れると本当に困ったものです。日本とは比べ物にならないものの、あれから約38年が経ち、スーパーの数も増え、営業時間も延びて、今ではだいぶ便利になったと感じます。

今日は、ウィーンでよく見かけるスーパーについてご紹介します。

ウィーンでよく見かけるスーパー

Billa

オーストリアを代表するスーパーのひとつ。鮮度の良い食材や日用品が揃います。商品には時折、割引シール(-25%や-50%など)が貼られていることがあり、閉店時間が近づくと特に狙い目です。Billaのアプリをスマートフォンにダウンロードすると、会員価格やクーポンを利用できるので便利です。

👉 公式サイト:billa.at

Spar(Eurospar / Interspar)

小型から大型まで様々な形態で展開し、どの地域でも見つけやすいスーパーです。Sparもまた、割引シールを活用でき、特に生鮮食品では夕方に値下げ品を見つけやすいです。アプリをダウンロードするとポイントカード代わりに使え、キャンペーン情報も得られます。

👉 公式サイト:spar.at

Hofer(Aldi系)

ディスカウント系スーパー。低価格で品揃えが安定しており、食品以外にも日用品や季節商品を扱っています。割引シールの制度はあまり見かけませんが、週ごとに変わる特売チラシが人気です。

👉 公式サイト:hofer.at

Lidl

お手頃価格が特徴のスーパー。オーストリア産の製品も多く取り扱い、ヴィーガンやベジタリアン対応のラインも充実しています。アプリ利用で特売情報を事前にチェックすることが可能です。

👉 公式サイト:lidl.at

私がよく利用するスーパー

私が個人的に好きなスーパーは Hofer です。昔はその激安ぶりから「貧乏人の行くスーパー」というイメージもありましたが、今では大逆転。店員のプロフェッショナルな対応や、従業員の給与水準の高さが評価され、ウィーンでも評判がとても良いスーパーになっています。私は朝早くに出かけて、新鮮な野菜や果物を手に入れるのが楽しみです。肉類もBIO製品が揃っていて、小さいパックがあるので一人暮らしには特に便利です。

このほかによく利用するお店に Denn’s Biomarkt(デンズ) があります。オーガニック食品を中心に扱っており、野菜や果物はもちろん、パン、乳製品、調味料に至るまでBIO製品が揃っています。値段は少し高めですが、品質が安定していて安心感があります。店内の雰囲気も落ち着いていて、健康志向の人にはとても人気があります。ここでは瓶入りの納豆も購入することができます。そしてBIOの野菜も少量から購入できるので(人参一本とか玉ねぎ一個)便利です。

👉 公式サイト:denns-biomarkt.at

日本食材が欲しければ、近くの 日本屋(Nippon-ya) さんをお勧めします。もちろんお値段は日本に比べれば高価になりますが、他のアジアショップに比べると品揃えも多く、安心して購入できます。

👉 Nippon-ya Wien

まとめ

もちろんこのほかにも市場などがありますが、初心者にはハードルが高いかもしれません。慣れるまではスリやお釣りをきちんと確認するなど、用心してショッピングをすることをお勧めします。

ウィーンでの買い物は、昔に比べて本当に便利になり、今ではさまざまなお店の中から自分に合ったスタイルを見つけることができます。BillaやSparの割引、Hoferの新鮮な野菜、Denn’sのBIO製品、日本屋さんの日本食材──それぞれに良さがあり、生活を支えてくれます。

これからウィーンで暮らす方や、訪れる予定のある方は、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてください。きっと日常の買い物そのものが、この街での生活をより豊かにしてくれるはずです。