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オーストリア情報
ザルツブルク音楽祭 2020年 ネトレプコの歌声
2002年にモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナ役で国際的に大ブレイクして以来のスター・ソプラノのアンナ・ネトレプコはほぼ毎年、この音楽祭で活躍しています。
今夜ネトレプコは、夫でテノールのユシフ・エイヴァゾフとともに、チャイコフスキーの名曲「イオランタ」、「スペードの女王」、「ユージン・オネーギン」など最高に美しいアリアやデュエットを歌います。ロシアの指揮者ミハイル・タタルニコフ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団との共演です。
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新型コロナウイルス状況
オーストリア 初のコロナ症例から半年
今日でオーストリアで初の新型コロナウイルス症例から半年が経ちました。
ちょうど半年前の2月25日、オーストリアで初めて新型コロナウイルスが検出されました。インスブルックで働いていたイタリア人と彼女の知人が初めの患者です。
それ以来、700人以上が死亡し、これまでの累計確定症例数は25,000人以上になります。
オーストリアでは3月16日にロックダウンが宣言され、大規模な外出規制や閉鎖が行われました。4月からスーパーやドラッグストアでのマスクの着用が義務化されました。
最初の規制緩和は、4月から6月中旬まで続きましたが、その後コロナの1日あたりの感染率は再び上昇しました。
7月末にはマスク着用義務が強化されました。感染者は現在3,000人を超え、オーストリアのコロナパンデミックがこれまでのピークを迎えた4月と同数の感染者が出続けています。
6ヶ月…これは実際、長かったのか短かったのか実感が湧きません。ただ言えることは日本にいてもどこにいても全くした事のない経験をした、ということのみです。
ウィーンの劇場 コロナ禍での新シーズン
ウィーンの各劇場 マスク着用義務とシステム導入
各劇場はコロナ感染防止のため、今シーズンの開幕に向けて準備を進めています。着席していない観客にはマスク着用義務があります。そして、劇場は複数の入り口に感染防止システムを導入します。残念ながら新シーズンは数百万の損失が出ることは確実です。
アカデミー・テアターとブルク劇場では、入場者の流れを均等にするために、全席とボックスオフィスの入り口が特別に設置されます。建物に入った瞬間から席に着くまでマスクの着用をし、幕間や終演後に席を立つ際には、マスクを再び着用することを忘れてはいけません。
そしてすべての劇場で、チケット購入時の匿名性がなくなり、身元を示すことが必要となります。
私はあまり行かないのですが、娘は演劇ファンでよく通っていました。今シーズンは劇場側もコロナ対策が万全なようなので、安心して行ける気がしますが、どうなるでしょうか?