コロナ禍時のオンラインレッスン、結構楽しい!
私の場合は、しました。特に小学生高学年で、音楽大学の教授先生のレッスンに通った時は、毎回ドキドキしていました。
今考えると、どうしてだろう?と思います。やっぱりヘタだと思われたり、ダメな子と思われる事が怖かったのでしょう。それと、先生を尊敬しているので、ドキドキしないのは失礼、とかそういう潜在意識もあったと思います。
どうして尊敬していたのでしょう?答えは簡単、音楽大学の先生だったからです。日本人特有というかなんというか、人格も何も知らないのに、職業だけで「尊敬」していたのですね。私は子供だったし、母は音楽ど素人だし、きっと素晴らしい存在なんだと信じていたのでしょう。
(素晴らしい方だったのかもしれませんが、長年習っていても、その「人」と知り合う機会は残念ながら、全くありませんでした)
今思うと、本当に申し訳ありませんが、たいしたレッスンではなかったし、あんな大金を払っているのに、何をドキドキする必要があったのだろう、どれだけの金額を、私の母はひとりで一生懸命に働いて、つっこんだんだろう、と冷静に思います。まあ、選んでしまった「音楽の世界無知の母」と、言いなりになっていた私に最も落ち度があるのですが、その教訓が今は大いに生きているわけです。さてさて、それはこっちに置いといて。
こちらの世界と比べてみましょう。
ウィーンで生まれた娘や、娘の同門や同級生たちを見ると、レッスンでドキドキ!なんて、そんな人、いません。もちろん、大好きな大尊敬する大教授のレッスンを数ヶ月ぶりに受けるときは、特にレッスンはじめで通しで聴いていただくときは、彼女なりに緊張はします。でも、レッスンに入ったらもう、楽しいこと限りないのです。
新しい技術や音楽性の可能性を学べる、「ああ、そうなんだ!」「ああ、こうするとこんなに楽に弾けるじゃない!」多くの学びと発見、そして先生の体験談を聞けたり、それはもう楽しい至福の時間です。もちろんドキドキはするけれど、全然違うドキドキ、というかワクワクに近いと思います。みている私も同じです。伴奏をしていても、しなくても、本当に楽しいのです。
何が言いたいかというと、もし、レッスンでドキドキするのなら、どうしてなのかちょっと冷静に分析してみると良いかもしれません。良いドキドキなのか、良くない方法のドキドキなのか。私知る音大生で、その教授のパワハラじみた言動でいつもドキドキすると言っていましたが、それは完璧NGです。
もしレッスンで不必要にドキドキして緊張してのびのびと弾けないというのなら、良くありません。
なぜなら、本来のレッスンにならないからです。
そして、音大生(またはそれ以上)で、「練習してないから」とか「言われた暗譜できてない」からドキドキなんてもってのほかです!きちんと練習してからレッスンに行きましょう〜〜〜〜!!!(笑)