インターナショナル・サマーアカデミー2023年inザルツブルク 救急病院へ行ったよ

音楽留学のために

ある朝のことです。
娘が泊めてもらっているアパートの小さい階段で、私はちょっとバランスを崩しました。
「おっとっと〜!」という感じ。幸いに転ぶことはなく、ちょっと右足首を捻った感じです。
「あーあ、ダサい!ダサい!」と思いつつ、ぴょんぴょん飛び跳ねてモーツァルテウム音大に向かい、普通にムスメのレッスンに同行しビデオを撮り、他のクラスも覗いて元気にしていました。

午後、約6時間くらい経った時です。
なーんとなく右足に違和感が。。。。

「嫌だなあ、なんか痛くなりそう。」と思いつつ、先生におやつでも買おうと音大を出ました。
その前に、筋肉痛の軟膏を買い、その場で塗ったのですが、なんか本当に、段々痛くなってきました。

これはちょっと嫌かも、と思い、娘の居るアパートに一旦戻ったのですが、ズンドコズンドコ痛みは増してきます。それも、今まで感じたことのない、いやーーーな痛みです。

ウィーンにいる私のホームドクター(兼友人)にメッセージで経過を報告。どうするべきか質問しました。
即、電話がかかってきました。

「あなた、最高に痛くて腫れてないって、ひょっとして折れてるかもよ。いますぐにタクシーに乗ってザルツブルクの救急病院に行きなさい。そんでまた私に連絡して!」とのこと。

あーあ、ウィーンならまだしも、ザルツブルクなんてどこに救急病院があるかもわからないし、とにかく電話で所在等を問い合わせ、タクシーに乗って病院に向かいました。

もちろんムスメは練習があるので着いて来ません。
これが長男だったら何があっても同行してくれるんだけれどね!まあ、いいや!後からブーブー言われるより!
この時点で私は激痛でもはや、歩くことは不可能となっていました。

タクシーの運転手さんがこれまた良い人で、
「あーあ、それ絶対折れてますね。なんでまた旅行中にこんなことに」と話してくれたので、これまでのいきさつや、マスタークラスの事なんかをお話ししていたらあっという間に病院へ。運転手さんが私を支えて受付まで連れて行ってくれました。もう、本当に助けてくださって感激です。

受付の男性も快く(というのか?)私に車椅子を用意してくれました。
しかし、受付で用紙を書き込んでいる間にも私の激痛は増すばかりで、私の顔は誰から見ても「最高に痛いです!我慢できませんっ!」とわかるようだったと思います。

救急病院なので、私よりシリアスな事故の方もいらして、もちろん私は後回し。それでも看護師さんは優しく、「痛いでしょう?薬が欲しい?」と言ってかなり強い痛み止めをくれました。

やっと私の番になり、レントゲンを撮りドクターの診察へ。
なんとまあ、すっごい明るい職場(?というのか?)でイケメンのドクターと看護師さんがジョークを言い合い、まあ、笑う笑う。こんなの良いのか?と思いつつ、あんまり可笑しいので、つられて私も大笑い。

ウィーンのAHK(総合病院)と違って全然混んでいないので、みんな楽しめる余裕がある印象を受けます。レントゲンを見て、

「おめでとう!!!折れてません!!!大きな疾患は何も見られません。よかったですね。少し僕と歩く練習をしましょう!」

と、イケメン先生が私の両手を持って「右のおみ足ソウロリ」的なミニリハビリを行い、強い薬も効いてきてなんとか歩けるようになっていました。

受付の優しいおじさんにタクシーを呼んでもらい、帰りのタクシーの運転手さんも感じの良い方で、またベラベラ喋って帰ってきました。(おばさん代表)

しかし、病院で診察を待っている間、退屈で死にそうだったので、自分の足の写真を撮ってインスタにあげたのですが(ご丁寧にFacebookにも紐つけてあった)これがいけなかった。

ウィーンにいる息子をはじめ、多くの人がかなり心配して連絡をくださいました。ごめんなさい、折れてなかったです。無事です。ご心配をおかけいたしました。

バランスを崩して転けそうになってから約6時間後の激痛、そして約2時間の緊急病院体験。

心から感謝です。
折れてなくて本当によかったです。ギプスでモーツァルテウム内を歩き回るなんて想像しただけで怖い怖い。そして新たにザルツブルクの人達が、本当に優しくてフレンドリーな事を実感しました。
もう歳なんだから、気をつけて歩くことにしようと思いました。今ではすっかり回復して元気に歩き回っています。
もう一度、すべての方に感謝感激の出来事でした。