オーストリア総選挙の結果を見て、私見

音楽留学のために
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*写真はアルベルティーナから見下ろしたカフェ・モーツァルト*

さて、昨日9月29日に行われたオーストリアの総選挙では、極右政党「自由党(FPÖ)」が29.2%の得票率で歴史的な勝利を収めました。他党も票を失いましたが、悲惨なのは緑の党でしょう。

一般庶民にはあまり興味のないジェンダーテーマで騒いだり、目をそらせたくなるようなポスターが貼られている間に、オーストリアの物価高騰は止まらず、外人同士の争いや犯罪の増加、難民増加、学校でのドイツ語のできない子供とイスラム教の増加、こんな結果が出ても不思議ではありません。よって移民問題を中心にした強硬な政策が支持を集めた結果となりました。もうこれはドイツもフランスもみんな同じ現象です。

しかし、自由党が政権を握るには他党との連立が必要であり、他の主要政党が連携を拒否する可能性が高いため、今後の政権運営は不透明です。

連立交渉が難航すれば、オーストリアの政治は一層の不安定化が予想されます。再選挙になって、自由党が多数を取ったらもう、どうしょうもなくなります。

あーあ、とは思いますがこれが現実です。

で、この結果が私たち日本人にどの様な影響を及ぼすかというと、どうなんでしょう。
普通に生活していれば何のこともないと私は思います。日本からの留学生が滞在ビザを取るのに面倒なことになったり、そういうことはない思います。ただ不法滞在や不法労働に対しては厳しくなるかもしれません。

どんな状況になったとしても、法を犯さず(当たり前だけど)きちんとした対応ができるような最低限の語学力があった方が良いと思いますけれど、特に怖がることもないと思います。