楽譜の書き込み編、大切なのは「そこに愛があるのか」それとも「ないのか」の件

ピアノとヴァイオリン

昨日のブログにたくさんのフィードバックを頂きました。ありがとうございます。
多くの方のお話を伺ってわかったことがあります。
大切なことは、生徒の楽譜に消すことのできない赤鉛筆やマジック、ボールペンで書き込むことだけではなく、その書き方、つまりは「そこに愛はあるのか?」ということです。

私が載せたような、乱暴、かつ教師の苛立ちが手に取って見えるような書き込みをされて傷ついた人、または傷ついたご両親のお話もうかがいました。そしてこのようなやり方は本当に昭和時代に普通に行われていたという事実。

子供とは別に、値段のはるヘンレ版などの輸入版に、無神経にボールペンで、さほど重要でないことを書き込まれる怒り、は本当にわかります。それを断れない苛立ち。。。。。

一方、書き込まれてもそれが気にならず、返って「これだけ頑張ったんだ!!!」と思える人もいました。

その違いはなんなんでしょう?
臭い表現かもしれませんが、「愛」なんです!!!!

教師に愛情があるかないか、書き込みを見ればわかります。そこに愛があれば、マジックだろうがボールペンだろうが、なんでも嬉しいものなのです。

私も多分(絶対になさらなかったと思うけれど)バシキロフ先生に油性のマジックで書き込みされても嬉しかったと思います。そういうものなのです。

愛情を持って生徒と接する教師でありたいものです。改めて感じる機会となりました。
皆様のフィードバックはとても勉強になりました。ありがとうございました。

最後に「フリクション」で書き込む先生や生徒さんが多い件も現代ですね〜。興味深いところでは、気温が高いところに楽譜を置いていて、書き込みが化学反応で消えてしまったという貴重なお話もいただきました。楽譜事情も進化しています。