オーストリアに住む場合、どの銀行がよろしいのか問題。結局引き算で選ぶ感じ?経験談です

ウィーン生活

銀行名を明記するのは、やはり問題だと思うので名前はあげませんが、過去はかなり酷いものもありました。今は改善されたのかしら?合併などで亡くなったw銀行もあります。

日本の銀行はもう、本当に素晴らしくきちんとしているので、日本の方々は私の経験を知ったらかなり驚くことと思います。まあ、これはお国柄もあるのでしょうね。

まず、私が某所でサラリーマンをしていた時、その企業が使っっていた銀行のお話です。今は飲み込まれて消えた某銀行。以前にもどこかで書いたと思いますが、あまりに衝撃だったのでまた書きます。

何十年も前の話、当時はオンライン振り込みなんて存在しませんでした。
振り込み用紙に金額、口座番号などを書き込み、銀行に持参します。そうすると銀行員が日付付きのハンコをバンバン押して、半分に切って、切った方を振り込み者に渡す、というプロセスでした。

私がいつものように30くらいの振り込み用紙を持ってカウンターに行くと、痩せて化粧の暑い年配の女性が、それはもう、めんどくさそうに

「あ〜あ、こんなに沢山!!!嫌になっちゃうわ」

私は目が点、本当にそう言ったのですよ!私は顧客です。大企業の社員です、お客様で神様ですっ(笑)

本当に嫌そうにバンバンハンコを押したかと思うと、「あ〜〜〜〜点線がきちんとしてなくて、きちんと切れないわ!あなた、こっちの方、切ってちょうだい!!!」

流石にブチギレた私は、「ちょっと、これ全部あなたの仕事よ!」と叫んでしまいました。もう、腹が立って腹が立って、知り合いの支店長に即クレームを入れて「ありえない」と泣きついたところ、彼曰く、「ああ、悪かったね〜〜〜、彼女、ちょっと頭がおかしいんだよ。もうすぐ定年で消えるから我慢して!」

これ、嘘じゃない、本当の話です。

そして、もうひとつの銀行の話は、これもオンラインがやってくる前の話です。

私が振り込んだはずのお金が相手側に届いていないというではないですか。不思議に思って銀行に行くと、今度は丁寧な若い女性でしたが、

「あら〜、きっと銀行内であなたの振り込み用紙が無くなっちゃったんです。そういうことって、本当によくあるんですよ。だからね、振り込んだと思っても安心しないで、こうやって確認してみてくださいね」

「はあ?」

そんな堂々と間違えを認めてくれても。。。。しかも謝らないし、フツーの出来事!みたいに言われてショックでした。無くさないでくれますか?顧客の振り込み用紙。。。。。

個人の口座では、15年くらい前のWABAGはとても良かったのですが、人員削減でサービスが悪くなりさよならしました。外国のING銀行も気に入っていたのに買収されちゃったらもう、サービスが行き届かない。結局引っ越しを機に、引き算で残った銀行に、口座を作りました。

銀行手数料はかかっても、顔を見て話せる「担当者」がつく銀行はやっぱり安心できます。これって年寄り感覚かしら、とも思ったのですが、手数料無料のオンライン口座はいざという時にやっぱりアクションがかなり遅延します。これは私にはダメ。

担当のお兄ちゃんは優しいし、まめに連絡をくれるし、今のところは満足しています。
しかし、オンラインが普及する前はなんでもありでした。今では本当に笑い話です。