ピアノのレッスン 前の子が気になる?

ピアノ塾

ピアノのレッスンで前の子、後ろの子

うちは生徒数もそんなに多くないし、生徒さんが真面目にやってきたときはかなり延長もしてしまうし、よって続けて教えると本当に疲れるので(笑)出来るだけ生徒さん同士の時間を開けてレッスンをしています。

それでも重なっちゃう時の子供達の反応が興味深いです。

おもしろいのは、ホームコンサート等をしているのにもかかわらず、生徒のほとんどが、基本的に自分以外には生徒はいないんだろうな、と思っている事です。人を気にしていない、主体性のある考えで素晴らしいです。(7つの法則、コビー氏じゃないけれど)それだけに、たまたま自分以外の生徒を見たときに、「居るんだ…」みたいに色々な思いが巡るようです。

ライバル意識?年齢とかちょっと気になっちゃう。

AちゃんがBちゃんとレッスンが前後して、Bちゃんがレッスンで「エリーゼの為に」を弾いているのを聞きました。その後のレッスンの時、Aちゃんが、「なんでBちゃんがモーツァルト弾いてるの?なんでなんで???あの子、何歳なの????」と私に詰め寄る。

私とお母さんは目が点。

しばらく分からなかったのですが、Aちゃんの言っているのはあの、Bちゃんの弾いていた「エリーゼ」の事でした。まずは、「Aちゃん、あれはベートーベンという人が作ったんだよ」

「弾きたいんだったら、今の曲が終わったら弾こうね。Bちゃんは11歳だからAちゃんよち3つ年上だよ。Bちゃんも頑張ってるけど、Aちゃんもすごいよ。3つも若いのに教えた事をきちんとやるし!」と言ったら安心したのか、

「ううん、やっぱりギロックの方が良い!」

お母さんと一緒に椅子から転げ落ちました。エリーゼが弾きたかったんじゃなかったんかい。

ただ、気になっていただけなのね。きちんと説明してあげると安心して自分の位置に戻ってくれます。

ちょっと困るところは?

ある男子はちゃんと弾くことが苦手です。でも表現力がすごくて、ここはピアノで、ここはフォルテで、ここはクレッシェンドで、ここはちょっとゆっくり、ここはどどーんと速く、と自由に演奏します。問題は、それが作曲者が望んでいる事ではないコトなんですが…。

それを聞いていたある女子。男子が帰った後に、「あんなふうに弾いて良いの?イチニって数えてないんじゃない?」と私にボソッと言います。膝打ちバンバンなのですが、私としては彼の音楽に対する興味を優先して、徐々に正しい方向に導くようにしているのです。いきなり正論を強要すると、趣味レベルの男子はせっかく好きで弾いているのに「ピアノ嫌いっ、めんどくさいっ」ってすぐやめちゃいますから。

それに音楽性があるのにもったえない。それらを誤解のないように、女子にきちんと説明します。それにリズムが正しくないのとかわかるの、凄いね。やっぱり私の生徒だわ、誇らしい、と称えます。

女子は「OK、じゃあ私みたいにきちんと言いつけを守ってリズムとか正しく弾く子は遠回りなしに上達できるので立派なのね。良かった!」みたいに納得してくれます。ちょっと大変だけれどこれも説明すればOK。

私もやってしまった事 前の子の習ってた事のマネ

前にいた子のレッスンを聞いて、「ほおー、なるほど、」と思った親御さんが、自分の子供にそれをうちで教えてしまう。

レッスンの時に、「なんでこんな変なことするの?それ、新しいよね。」と言うと、その子がママを指差して、「だってママがこうした方が良いって言うのよー!」すると親御さん、慌てて、「だって、この前のレッスンで、Aちゃんにこうやって弾くと良いって先生言ってましたよね。」となる。「あ〜ん、お母さん、それはAちゃんにとってであって、オタクのお嬢さんは別ぅ〜!!!」ってことになります。

私も大昔、娘が小さい時に同じことをヴァイオリンでやりました。

娘のクラスは超スパルタだったので、レッスンの時は先生の言うことを親が端から端まで、すべて全部楽譜に書き込んでいきます。(もちろん録音も取ってある)先生の口から出た言葉は、反射的に親の頭にインプットされるのです。それが前の子のレッスンを聞いている時にも作用してしまい、家で娘と練習する時に「先生、そういえばこう言う時にこうやれって言ってたわ」って教えちゃう。

で、次のレッスンで先生に、「佳奈、あんた変なこと教えたね!なにこれ!」と言われて私も同じように「だって、この前のレッスンで先生、こうやれってB君に言ってましたよね」となる。そこで

「佳奈、ヴァイオリンは生徒によって全然違うのよ。あれはマリアには要らないの!」と怒られる…。

時代は繰り返す、ですね。でも親御さんが協力的なのはありがたいことで、正しい方法でサポートすれば子供は上達します。、と思う。(笑)