ピアノでもなんでも、続ける事は大切。正しい道で努力していれば、それは自分に返ってきます。

ピアノとヴァイオリン

お題とは関係ない、秋になると発売されるDer Mannというパン屋さんのマロンケーキです。もう、これがでるのを首を長くして待っているわたしです。

さて、本題。
今日のお題は、あくまでも「仕事にしよう」と思っているケースであって、趣味の場合は違います。

ブログを書き始めてすぐにコロナが始まり、いつの間にか「オーストリア新型コロナウイルス情報」みたいなものになってしまっていたのですが、2年前のものを読み返してみると非常に興味深いです。

当時はコロナ騒ぎで、大好きな先生のマスタークラスに行くこともできなくなりました。
特に「ウィーンは危険地域だから来ちゃダメ」なんて時もあり、「え〜、なんでウチだけ〜???」なんて悲しい時期もありました。ワクチンも何も無い時期で、何もかもがとても不安でした。音大も学長からある特定の教授だけをピンポイントにして「ホームレッスンは絶対に禁止、同伴した伴奏者はクビ!」とか本当にすごかったです。

それでもヴァイオリンなんかはオンライン・レッスンが結構可能で、終盤は随分とありがたかったですが、今、こうして自由に行き来することが可能になって、あの時期は一体なんだったんだろう、と思います。その間、感染した教授もいらして不安でした。

あのコロナ禍で「音楽なんて人生に必要のないものなんだ」と痛感した人は多かったと思います。精神的な観点からみたら異論は多いと思いますが、「音楽なんて人間が生きるのにプライオリティの低いもの。音楽家は必要とされていない」と。。。それで進路を変えた人が多いとは思いませんが、本気で頑張ってきた人はやっぱり続けてOKだなと思います。

クラシックの世界に限った話ではありませんが、この世界、非常に不平等で、汚く、幻滅することが普通におきます。これはサラリーマン等の一般社会でも同じだと思いますが、毎日数時間をかけて練習し、時間とお金を使うようなワークをしている学生にとっては失望することもとても多いのです。

しかし、本当にこの道が好きでやりたい、と思っているのであれば「やめないこと」が大切です。無責任なことは言えませんが、いつかはどこかで「神さま」が見ていて、チャンスを投げてくれるかもしれません。

「正しい道」で「正しいものを目指して」頑張っていれば、何かしらの良い結果が現れると私は思っています。やめてしまえばそこでおしまいになってしまうので、もう少し頑張ってみましょう、というおはなしでした。