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オーストリア・ウィーン情報
ウィーン国立音楽大学 ヴァイオリン新教授のお知らせ
ウィーン国立音楽大学の教授採用試験は公開で行われます。
この公開採用試験はヒアリングと呼ばれ、7月にこちらのブログでもご案内しました。
私の記事は1日目でしたが、2日目の最後に受験したのがイオーナでした。
公開試験はコロナの為、オンラインで行われたのですが、
私にとっては全てにおいて彼女がダントツでした。
多くの人が私と同じ意見だったようです。
演奏は唯一、「現役」
指導のレクチャーでは、イオーナが指導する途端に学生の演奏が良くなる。
これは前日のヤンという先生もそうでした。
本当に、指導はこうあるべきだと思って見ていました。
しかし、「優れている」それだけで採用されないのがこの世の中。
色々見てきた私は、だからきっと駄目なのでしょうねと思っていたのですが、
何とイオーナが採用になったそうです。
朝、彼女が自分のFacebookで発表していました。
彼女とは、前々回のクライスラー国際コンクールで知り合いました。
イオーナはそれからハノーファのベグジン教授クラスに入り、
ますます腕に磨きをかけたようです。
これから、彼女のおかげでウィーン国立音大のヴァイオリン科のレベルが(ますます)アップするかもしれません。
ウィーン国立音楽大学からのお知らせ
以下はウィーン国立音楽大学(mdw)から送られてきたメールです。
非常に大切なのでここにも記載したいと思います。
各学科についての詳細は省きます。
【コミュニケーション】
mdwからのメールとmdwホームページを定期的にチェックしてください。
これは非常に大切です。
告知はメールかホームページかのどちらか一方だけを経由して発信されることもあります。現在、直近で有効なお知らせをホームページ上で常時確認できるようにするための作業を行っています。
【病気にかかった場合】
ウィーン当局が提案する方法に従ってください。
(コロナホットライン1450に電話する)
コロナが陽性確定された場合は、Vizerektorat3(副学長部門3)に報告しなければいけません。
そしてあなたと直接接触した、あるいは間接的に接触した人、
全員に感染の旨を知らせなければいけません。
mdwは接触者を再確認し、状況に応じてどのように進めていくかを一緒に決めていきます。
【全ての関係者に】
mdwはmdwのメールアドレスで連絡を取ることがあります。コロナ陽性の報告があった場合には、迅速な対応が大切であることは明らかです。
mdwが電話であなたに連絡をすることもあります。そのような場合はすぐに対応してください。不在だった場合はコールバックをお願いします。
Viyerektorat3がいくら電話をしても通じない場合が今までもありました。
もう一つのおすすめは、自分で接触者手帳をつけることです。
これを強くお勧めします。
これがあれば、いつ誰と連絡を取ったのか聞かれても、すぐに答えることができるようになります。
日記には15分以上話した人の名前を書きます。
これを携帯電話やノートなどにメモしておくといいでしょう。
また、風邪をひいている方はご自宅で過ごして下さい。
この場合、担当教授に速やかに連絡し、デジタルでケアを受けられるようにしてください。
【授業について】
mdwのコロナ信号機が緑と黄色の教室では(ウィーンで緑は夢の話ですが)
部屋の空き状況に応じて、mdw構内で授業を受けることができます。
入場リストや事前登録は不要となります。
各教師は毎日、どの生徒が出席していたかを記録し、1週間分の時間割を提出し続けなければなりません。
対応する部屋の広さに応じて人数に制限がかかります。
オレンジの場合、ZkF(中央芸術部門)の運営は6月と全く同じで、デジタル50%、出席50%となります。
授業時間も6月と同じになります。
mdwコロナ信号機が赤色になった場合は100%デジタル操作を意味します!
【先生方は以下のインフォメーションが送られています。】
リスクグループに族する、または海外にいる学生に対し、オンラインによる指導は継続して行わなければなりません(MUST)。
これは、インターネットでの直接連絡や、コースへの「参加」を可能にすることを意味します。
大規模な講座の場合は、セミナールームからの映像配信などで参加が可能になるようにします。
個人レッスンの場合は、定期的に生徒とオンラインでコンタクトを取ってください。
【練習室の使用】
練習室使用申請を出してください。
応募は9月30日で終了します!
mdw信号機が黄色・オレンジ色の場合は、構内での練習が可能となります。
ホームページに申請書が掲載されています。
黄色の場合、以下の人が練習室を使う事ができます。
– 秋(11月まで)に試験がある人、
– 自分の楽器を持っていない人(ピアノを除く)
– mdwの楽器を使用している人
– または自宅で練習できない人
オレンジの場合は、
– 秋に試験がある人
– 自分の楽器を持っていない人
だけが練習することができます。
レッスン中だけでなく、練習の際には、常に換気をしっかりしてください。
練習室に入室したら、はじめの15分は換気をすることは義務となっています。
これは感染症対策としてとても大切なことです。
練習中は換気をお願いしますが、窓を開けての練習は禁止です。
学生コンサートに関して、緑と黄色の場合は観客を入れて行うことができます(各部屋の最大人数を守らなければなりません!)。
この場合、参加者全員の登録が必要なります。
詳細は近日中にご案内しますので、マニュアルを見てください。
逆境にもかかわらず、新学期に向けて良いスタートが切れることを祈っています。
Ihre Institutsleitung
Mirjam Schröder
オーストリア・新型コロナウイルス状況
現在の感染者数7.748人
- 保険省によると24時間前よりも668人の増加となっています。(9月20日23時現在)
- オーストリアの累計確定病例数は38,168人
- 現在の感染者数は7,447件
- 入院治療患者数は349人、集中治療室患者数は増大して84人となっています。
- これまでに行われた検査数は合計1,432,099回
- 合計746人が死亡しています。
(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)