欧州の殆どが似たようなものだと思いますが、オーストリアの夏休みは長いです。学校にもよりますが、小中高校は大体7月〜8月の2ヶ月間、ウィーン大学関連はなんと、7月から9月いっぱい、なんと3ヶ月も夏休みとなります。ウィーン国立音楽大学はウィーン大学の一部なので、同様に新学期が始まるのは10月となるわけです。
すごいですよね、
1年を眺めてみると、ウィーン国立音楽大学の場合、10月に冬学期が始まります。そして12月中旬からはクリスマスだなんだとお休みが続き、2月いっぱいはゼメスター休み!そして3月から6月までが夏学期となるのです。1学期は約4ヶ月、というわけです。しかしまあ、その間に多くのクラスコンサートが行われたりするので、充実したものではあります。
音大生が夏休みをどのように過ごすかというと、それは人それぞれで、留学している人は夏の間に母国に帰国したり、マスタークラスに参加したり、バカンスを楽しんだりします。夏は色々なところでクラシックのフェスティバルが開催されるので、そこに参加したりします。今日の写真は、コロナ前の夏、大好きなドーラ(シュヴァルツベルクウィーン国立音楽大学名誉教授)にお誘いいただいて、イタリアの音楽祭で演奏した時の写真です。写真は大好きなピノさんの撮影。
イタリアのフェスティバルは最高です。食べ物は美味しいし、イタリア人は親切で毎日が楽しく、コンサートもたくさん。難点はかなりの夜型の生活なので、毎日ヘトヘトになることですが、それでも自然いっぱいに囲まれ、かなり幸せを充電できます。この写真の野外コンサートの開始時間は夜の9時半、終了時間は夜中の1時半、打ち上げで盛り上がってホテルに帰ったのは3時でした。しかも、次の日は朝一番の汽車でウィーンに帰国したという。。。。(笑)
オーストリアのコロナはワクチンの普及で治ってきた感がありますが、まだまだ異変株は強敵です。ワクチンは、万が一コロナに感染しても、重篤になることを避ける、というだけであって、絶対にかからないというわけではないので引き続き用心しなければなりません。
それでもまた、音楽祭やマスタークラスに心配しないで行ける日が早く戻ることを願って止みません。