ピアノ・ヴァイオリン マスタークラスや講習会における録画・録音のおはなし

ピアノとヴァイオリン

お題通りです。
もちろん大前提ですが、事前に教授に許可を頂きましょう。これは常識ですね。

有名な教授のマスタークラスや講習会だと、みんな当たり前のように三脚を立て録画しているので、明らかに「録画OK」のオーラばりばりですが、そのような雰囲気がない場合、初めてのレッスンの時などは「録画して良いですか?」と伺いましょう。はじめに確認することはマナーです。

有名どころで、ダメとおっしゃる先生はかなり少ないですが、教授によってははっきりと断る人もいます。理由は「録画を撮ると子供が集中しないから」とか、色々ありますが、本当にまれです。

「撮って勉強するのは良いけれど、YouTubeにアップしたりしないでね」とジョークのようにおっしゃる教授もいらっしゃいましたが、某国はいくらいってもやる人がいるので呆れます。マスタークラスは観光の記念ではないので、勉強目的でない場合はアウトです。

以上、撮る対象が自分や自分の子供の場合です。

以下、盲点かもしれませんが、他の受講者が受けているレッスンを録画・録音する場合です。基本的にNGです。

マスタークラスなどで他の学生のレッスンを録画する場合は、その本人に、絶対に許可を取らなければいけません。「同じ曲をやっているから、参考に撮ってもいいかしら?」みたいな感じです。これは本人が良ければOKとしましょう。

はっきりと嫌だという学生さんも親御さんもいますから、無理強いはダメです。

最も、気をつけなければいけないのは相手が子供の場合です。

本気組の親御さんがやりがちな「大NG」に、他の子供のレッスンの動画を無許可でとる、があります。これは絶対にやってはいけないことです。理由はわかると思いますが、私は何回もその場面を見ました。

「自分の子供が世界の中心」になってしまっている本気組の親御さんは、「自分の子の為に」と無邪気に普通にやるのですが(もっと悪いのは隠し撮りをしているやつ。私は何回も見た)見つかったら親御さんに「取らないでください!」とかなり本気で怒られます。

のマスタークラスでのレッスン中、ある親御さんがビデオを回していたのですが、(私は彼女が知人だったので別に気にしていなかった)ブロン先生がその親御さんのところに行って、カメラに手を当てて「やめなさい」とジェスチャーしたのが印象的でした。今のご時世、肖像権は大切です。

次回はレッスンでの録音・録画について書きます。