オーストリア第2回目ロックダウン【19日目】と流行語大賞のようなもの

オーストリア・ウィーン情報

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やはり危険なこのチョコレート。娘は昨日、夕食も食べずにこのチョコレートを沢山食べ胃痛になり、私は顔に巨大なニキビ(とはこの歳ではもう言わないのか)が三つもできました。チョコレートに罪はないので、控えめに食べて楽しみましょう。ちゃんちゃん。

オーストリア・2020年流行語大賞?のようなもの

日本には、その年の「流行語大賞」があると聞きましたが、オーストリアにはそれに似たようなものがあります。これはオーストリアドイツ語協会(GSÖD)を審査委員長とする専門家が、APAとの協力のもとに選出したものです。

第1位 ベービーエレファント
これはコロナ感染を回避するための最短距離を表す表現で「人とは赤ちゃんゾウの大きさの距離を保ちましょう」と常時使われた言葉です。赤ちゃんゾウは身近にはいませんが、なんとなく雰囲気はわかるし、可愛い表現ですよね。審査員によると、「この言葉は今では日常に浸透していて、しばしウィンクをしながら使われている」 だそうです。7,742票のうち半数近くの票を獲得。コロナでギスギスした中、ほっこりする表現です。

第2位 コロナ
第2位はもちろんこれ、「コロナ」そのものです。

第3位 verblümeln
3位はドイツ語の動詞である “verblümeln “です。これは現在の財務大臣、ブリュメル氏(Blümel)の名前の持つ単語の意味を皮肉ったものです。意味としては、「言いくつろう」「理想化する」「予算を計算する 」。名前にあった役職についたブリュメル財務相、私は結構好きですけど。

そしてNGワード第1位に選ばれたのは、「国家によるコロナ対策の外出禁止令にもかかわらず、プライベートや公共の場で集まる人々の集まりを指す言葉として」「コロナパーティー」でした。

私がウィーン・テロの際に書いた、「Schleich di, du Oaschloch」 にも投票が集まったそうです。これは11月2日に4人を殺害し、多数の負傷者を出したウィーンのテロリストに向かってウィーン人が窓から叫んだ言葉で、「Schleich di, du Oaschloch(シュライヒ・ディ、デュ・オアシュロッホ)」です。上品に訳せば「消え失せろ、クソッタレ」みたいなウィーン語です。

オーストリア保健・食品安全機関 (AGES)のダッシュボードより

 
12月5日現在
https://orf.at/corona/daten/oesterreich

  • 感染者数+3,160人
  • 死亡者数+87人
  • 回復者数+4,540人
  • (12月3日12月4日比)

  • 住民10万人あたりの過去7日間の新規陽性発生数は265件
  • 累計確定病例数は298,231人
  • 現在の新型コロナウイルス症例数は105,392人
  • 入院治療患者数は3,338人(-76)で、集中治療室患者数は642(-26)人
  • 総検査数は3,209,340人(+28,674)
  • 3,674が死亡
  • 回復者数は189,165人