ウィーン・テロ銃撃事件 その後とウィーンの良いところ

オーストリア・ウィーン情報

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ウィーン銃撃テロの中でのオーストリアの姿勢

火曜日の銃撃テロは私達オーストリア住人に大きなショックを与えました。

犯人が襲撃を始めて9分後、警官によって射殺されましたが、4人の死者、重傷者を含む22人の負傷者を出しました。事件を目撃した人達のビデオをウィーン警察が調べた結果、直接的な第2の実行犯はないと見られていますが、警戒レベルは維持されています。
実行犯をはじめとして18箇所で家宅捜査が行われ、14人が聴取を受けています。スイスでは関連して2人が逮捕されたそうです。

この大きなショックの中、それでも素晴らしいと思えることがいくつかありました。
そのひとつはオーストリアの報道の姿勢です。

信頼できる報道

犯人・被害者の実名・写真が報道されません。その場ではネットに殺害の様子などがアップされましたが即、消されました。犯人の詳細を知ることにより、意味のない不安や恐怖感は倍増されます。生きて居るものならば「今後の用心のために知りたい」という考えもありますが、死んでるし。いつか報道されるのかもしれませんが、こぞって掲載しないのは立派です。

助け合う人々

そして事件当時の人々の助けあいです。
1区にいて近くの店やホテルに逃げ込んだ人達に、あるホテルは無料でチェックインを許可して保護しました。知らない人を自分の家に招き入れた人達もいました。

オーストリア生まれのトルコ人の男性は、銃撃犯人がまだそこにも居るにも関わらず、撃たれた警官と女性の援助をしました。彼は英雄として多々えらられています。

クルツ、オーストリア首相が述べたように、これは「オーストリア人VS難民」や「キリスト教VSムスリム」の戦いではない、と。これは「自由を愛する人々VS数少ない戦争を好む人」との戦いだと。この言葉に全て現されていると感じます。

ウィーンの人々やオーストリア全体のショックは根強いものがありますが、彼らはそれに負けないように努力しています。

#schleichdiduoaschloch/出ていけ、クソ野郎!

これはテロに屈しないオーストリアでの人々がSNSで使っているハッシュタグです。
ドイツ語の(ウィーン語)の「Schleich di, du Oaschloch!」
上品に訳せば、「消えうせろ、クソ野郎!」みたいなものです。
この言葉をモットーに、暴力と憎悪の行為に屈しない、明確な立場を取っています。

この言葉が使われたのは、攻撃の最中にある男性が窓から襲撃者に向かって叫んだこの言葉がSNSにアップされたのがきっかけです。いや、しかし、本当にウィーン人らしい。襲撃最中によく窓から叫べたものです……

いずれにせよ、私はウィーンに住んでいて良かったと思います。
今日(水曜日)からは学校も(義務教育まで)開始されました。
コロナで夜の8時から朝の6時までは必要以外の外出は禁止されていますが、今日から義務学校も始まり平和が取り戻されています。