オーストリア・ウィーン 外国での子育て バイリンガル教育/まとめ④

バイリンガル 外国での子育て

かなり昔に書いたものですが、先日までアップしたので、最後のものをそのまんまアップします。興味のある方はどうぞ!

オーストリア 外国での子育て バイリンガル教育についてのまとめ

数日間、(バイリンガルという表現が
当てはまらない気もしますが)

子供たちの言葉の学習について書きました。
こちらからです
色々なメッセージをありがとうございました!

*これは長女のリセ幼稚部の時の写真
お誕生日会を開いてくれました*

うちがやってよかったな、
と思うことを書いてみたいと思います。

言葉の教育はご家庭によって方針が違うので
それぞれ、正しいと思える方法で
やっていかれるのが良いかと思います。
あくまで我が家の一例です。

バイリンガル教育 やってよかったと思うこと

1.ひとり一語制を徹したこと
私とは日本語だけ、父親とはペルシャ語だけ、
この人とはフランス語だけ、この人とはドイツ語だけ、
のように言葉を混ぜなかったことです。

私は決して子供達にドイツ語やフランス語で
話しかけませんでしたし、
子供が話しかけてきても、
無視を徹底しました。
これは小学生に上がる頃には
子供の頭に完璧に身に付きます。
語学は混ぜると危険です。
私が子供に対してドイツ語で答えていたら、
子供たちは日本語を話さなくなったと思います。

2.親の私も子供のメインになる言語(学校での言語)を勉強したこと
これはただの気安めだったかもしれませんが、
学校で何かがあったときに、
子供を守るために、
正しく意見を主張できるくらいには
しておきたいと常に思っていました。

3.学業上メインになる言葉の上達に重点を置いた
長男の場合はフランス語とドイツ語です。

日本語やペルシャ語、英語は話せれば良いレベルの
必要性だったので、そんなに力を入れませんでした。
全てを徹底することに重要性を感じなかったのと、
子供達に言語を徹底するほどの興味がなかったこと。

4.会話することに重点をおいた
メイン以外の言葉を保つためには、
話させることが大切だと思いました。
子供がその言語に一度コンプレックスを持って
恥ずかしいと思ったら、
その子はその言語を話す事をやめてしまいます。

「この子、話せないけれどわかってるのよ」
という親御さんはよくいますが、
わかっている例を見た事がありません。

せっかく親が日本人なのに、
話せないということは寂しいと思うので
そこは、たとえ下手くそだろうが、
変な表現をしようが、
恥ずかしがらずに話す
ことに重点を置きました。
別に漢字が書けなくても良いんです。
話してくれれば。(うちの場合)

ネイティブに接する機会を作った
幼稚園、小学校時代はとにかくプレイデートで
たくさんお友達と遊ばさせました。
これはかなり積極的にやりました。
招待したり、されたり、と
それなりに働く親は大変なのですが
その努力は絶対に怠りませんでした。

5.最後に
色々書きましたが、
親が協力できるのは
なんだかんだ言っても
18歳くらいまでです。

親が与えた環境を
今後の自分に生かすも殺すも子供次第。
せっかく言葉というツールがあるので
それを駆使して色々な体験をして
楽しい人生を送ってくれれば
嬉しいと思っています。

最後に、今は亡き親友ジェニーと息子。
彼のフランス語上達はこの、第2のママのおかげです。