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オーストリア・ウィーン情報
オーストリア 新型コロナウイルス状況
ウィーン私立音楽大学に起因するコロナ・クラスター
ウィーンのグンペンドルファー劇場(TAG)行われたウィーン私立音楽大学(MUK)の学生講演が原因でコロナウイルスの感染者がすでに何十人も出ています。
9月6日MUKの広報担当者は、文書による声明で出来事の経過を説明しました。
公演は直ちに中止されました。
接触者は、わかる限り通知され、隔離され、検査を受けました。
このクラスターに起因する感染は現在24件です。
この関連のプログラムは発生した時点から9月21日の通常の講義開始まで、すべて停止されています。
さらに9月末まで大学の公開行事は全て中止します。
国立オペラ座、ロスチック監督の怒り
9月6日講演のTAG公演の観客であった国立オペラ座メンバーが感染しました。
当日の観客数は61人。
以来彼女は隔離されています。
しかし、当局が通知する前にアンサンブルのリハーサルに参加していたため、さらなる感染症につながっていると、国立オペラ座は声明を述べています。
国家オペラ座は直ちに直接的、間接的接触者をすべて隔離し、オペラ座内での感染のさらなる拡大を防ぐために毎日検査を行っています。
国立オペラ座のロスチック監督は、自身はTAGでの公演には出席していなかったと説明していますが、観客の証言によると、ダンスシーン等で舞台と公共エリアが混在していたとのことで、これらの報道が事実ならば、衝撃的な無責任さだと怒りを表しています。
「彼女をすぐに隔離するには情報が遅すぎました。今、私たちの全体の焦点は、オペラ座での広がりを防止し、影響を受けた同僚の健康が回復するのを見ることです」
と同氏は続けます。
グンペンドルファー劇場(TAG)側の主張 リハーサルでの伝染
グンペンドルファー劇場(TAG)のウルバッハ監督は、この感染はグンペンドルファー劇場のクラスターではなく、私立音楽大学のリハーサルによるクラスターだ、と擁護しています。これは劇場にとってはレンタルイベントであり、劇場側の予防は厳格だった、と言います。
「私はすべての感染症は私立音楽大学のリハーサルで起こったものであり、公演ではない と主張したい。」と月曜日の夜に述べました。
9月6日は3月の営業停止後の初めてのTAGでのイベントで、社内ルールでは、社員のテストや連絡帳、硬いチェス盤の模様の個人カード、ビュッフェサービスの禁止、公演中も来場者にはマスク着用の義務などが定められています。
照明技術者の感染
同氏によると、すべての従業員は、開始前に検査を受けていました。
しかし、リハーサルに関与していた証明技術者が感染しました。
オペラ座のロスチック監督が批判した「客席でのダンスシーン」の疑惑は、3人のダンサーが客席を通って舞台に登場したに過ぎず、観客の間で行われたシーンではなかったと述べています。
TAGでは、感染症が知られるようになってから、すべての公演が中止になっていました。
火曜からは、また公演が行われます。
プログラムは、シンガーソングライターのベルンハルト・エダーのパフォーマンスですが、タイトルはこの状況にぴったりの「リセット」
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このMUK感染でコロナになってしまった気の毒なお嬢さんは私の知っている人の知っている人。
直接は知らない人ですが、かわいそうです。
オーストリアではコロナになったからと言って村八分にあうようなことはありませんが、
早く良くなって、また元気に素敵な歌声を聴かせて欲しいです、
24時間内で756人の新感染者
- 保険省によると24時間内で756人の新規感染者数となりました。(9月13日23時現在)
- オーストリアの累計確定病例数は34,173人
- 現在の感染者数は5,774件
- 入院治療患者数は255人と急増しており、そのうち47人が集中治療室で治療を受けていますs
- これまでに行われた検査数は合計1,351,408回
- 合計738人が死亡しています。
(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)
コロナ信号機 ウィーンは現在オレンジ
オーストリアでは現在、ウィーンのコロナ信号がオレンジになりました。
色の説明はこちらこちらをご覧ください。