目次
オーストリア情報 新型コロナウイルス状況
オーストリア・コロナ対策 月曜からさらに引き締め
連邦政府は木曜日にクルツ連邦首相、コグラー副首相、アンショーバー保健相、ネハンメル内相の記者会見で規制の強化を発表しました。
この措置は月曜日からオーストリア全土に適用されます。
- 室内でのプライベートなお祝いは10人までとなります。
- 家庭内での規制はあくまでも「お勧め」となります。葬儀や宗教行事は除きます。
- 飲食店において、ひとつのテーブルは10人まで使用可能、飲食は着席のみ、バー営業は禁止です。
- 貸切パーティーであっても終了時間は午前1時。
- 月曜日以降の市場(マルクト)や展示会(メッセ)では、屋外でも保護マスクの着用が義務付けられます。
- 飲食店で、テーブルに着席している場合を除き、客もマスクを着用しなければなりません。
- 付加価値税の引き下げを1年間延長することが発表されました。
最近、コロナウイルスの数が急増しています。
クルツ首相によると、増加は主に室内やプライベートの集まりから起きていると言います。
木曜日の午前11時では24時間内ににオーストリアで合計876人の新しいコロナウイルス患者が報告されました。
特にチロル、ウィーン、フォアアールベルクが影響を受けています。
アンショーバー氏は記者会見で、検査数が非常に増加していると述べています。
24時間以内に15,000回のテストを実施しています。
夏の間、入院患者数は減少していますが、若者の感染者が増加しています。
今後は1日あたり650~660件の感染症の発生が考えられ、最悪の場合は1日あたり最大1,500件に感染症が増加すると想定しています。
そのため、日々「高度な専門性」を持った分析が行われています。
ウィーンはリスク地域
水曜日、ドイツとベルギーは、コロナ増加を見てウィーンをリスク地域に指定しました。
スイスはその前にすでにウィーンへの渡航警告を出しています。
ウィーンからドイツに入国する旅行者は、48時間以内の陰性の検査結果を提出しなければなりません。
それがない場合はドイツ国内で検査を受けることが義務付けられています。
陰性の結果が出ない限り、2週間は国内の検疫となります。
ウィーン観光業界への援助
ウィーン市長のルードヴィッヒ氏は、ドイツの決定はウィーン観光業界にとって大打撃だと述べ、観光業のための新たな支援を発表しました。
ウィーンでは検査戦略が強化されていたため数が増えたと述べています。
同氏は、首都がウイルスと戦うためにスタッフを増やすことも指摘しています。
790人の新感染者
- 保険省によると24時間内で841人の新規感染者数となりました。(9月17日23時現在)
- オーストリアの累計確定病例数は36,561人
- 現在の感染者数は7,051件
- 入院治療患者数はかなり減少して264人、そのうち55人が集中治療室で治療を受けていますs
- これまでに行われた検査数は合計1,395,111回
- 合計740人が死亡しています。
(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)
ウィーン わたしのまわりでのコロナ状況
日々の数字を見ても検査数の増加がよくわかるのですが、
私がこうしてウィーンに住んでいてもそれは身近に感じられています。
仕事のために陰性証明が必要、感染者と同じ空間にいた、
ちょっと風邪の症状が出た、などの理由で
検査を受けなければいけなかった人が、少なくとも7人いました。
幸いなことに全員陰性だったのですが、少しでも疑いがあれば検査は義務つけられます。
これは素晴らしいことですが、市長の言うように検査数の激増に伴って
新規陽性者の数が激増しているのはわかる気がします。