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オーストリア・ウィーン情報
ハロウィンで余ったカボチャでパンプキン・リゾットを作りました。黒いのはオーストリアが誇るシュタイアーマルク州の「カボチャの種のオイル」です。濃い緑色で濃厚で香ばしく、サラダにもバッチリ合います。ビタミンいっぱいで健康にもとても良い、優れものです。
オーストリアからコロナ・ヘイトについて
日本ではその昔、コロナ禍で東京から地方へ行った時に「コロナを撒き散らす気か!」と車に傷を傷つけられたり、怖い手紙を投げ入れられたり等が起きたと聞き、「あー日本人は怖いなぁ」と思ったことがありましたが、どうやらこれは日本特有のものではないようです。
ピアノ生徒の親御さんから、聞いた話ですが、ある子がコロナに感染し、数週間経った今でも、学校の行事に参加すると、他の親御さんから
「どうして参加させるんだ?コロナがうつったらどうするんだ!」と学校や本人にクレームが来るそうです。もう感染期間はとっくに過ぎているのに……
あるコロナ感染者は、接触のあった人に「ひょっとしたらうつしてしまったかもしれない。」と電話をし(知らせるのは義務)自分が感染した旨を伝えると、
「どうしてくれるんだ!どうやって責任を取るつもりなんだ!!!」と激しくキレられ、恐ろしくなり、他の接触者に自分がコロナに感染したことを伝えることをやめてしまったそうです。
コロナに感染してしまった事はどうしようもないことなのに。もちろん距離感を保たない、マスクもしないようなパーティーに参加したり、今禁止されているようなことを行って感染したのなら仕方がありません。しかし普通に生活をしていていも、無症状の人が広めていることも多いと思います。
今、欧州で新規生患者が爆走している中、オーストリアのウィーン・フィルが日本ツアーを強行します。日本の報道によると、クルツ首相が日本側に「お願いをして」(圧力をかけ?)実現したようですが、反応はいろいろです。
Twitterで反響を見ると、「来てくれて嬉しい!」と言う意見と、同量の、かなり厳しく批判する意見も目にしました。
高額なチケットを即購入、自分達を愛してやまない日本人の中に、自分たちのツアーを快く思っていない人達がいるなんてメンバーは夢にも思っていないことでしょう。この温度差に私は少し戸惑いました。ご存知の通り、ここオーストリアでも新規感染者が爆増し、明日から第二回目のロックダウンに入ります。第一次よりソフトではありますが。(詳細はこちら)
11月のコンサート類はすべて禁止です。日本でツアーが許されるなんてオーストリアにとっては本当に感謝すべきことです。
オーストリア新型コロナウイルス状況
オーストリア保健・食品安全機関 (AGES)のダッシュボードより
11月1日14時現在
- 住民10万人あたりの過去7日間の新規陽性発生数は321(+17)件
- 累計確定病例数は111,110人
- 現在の新型コロナウイルス症例数は50,922人
- 入院治療患者数は1,657人(+55)で、集中治療室患者数は291(+26)人
- 総検査数は2,256,051人
- 1,114人が死亡しています
- 回復者数は59,074人