オーストリアから 教授・先生へのXmasプレゼントはどうする?

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オーストリア・師事する先生へのクリスマスプレゼント

クリスマス休暇も目前となりました。
日本ではお歳暮を先生にお贈りすると思います。こちらではクリスマスがそのかわりとなります。

私がこれから書くことは、私の周りで行われている事であって、絶対的なものではありません。あくまでも参考として 読んで頂ければと思います。

クリスマス休み前の最後のレッスンで、学生が教授に小さなプレゼントをすることがあります。

これは日頃の感謝の気持ちです。

実際、「別にそんなにお世話になっていないな」と思ったら、贈る必要はありません。

プレゼントをするべき?

結論から言うと、気持ち次第です。

お世話になったと思えばすればいいし、別にそれほどでもなかったと思えばしなければ良いです。お金がきついな、と思う人も無理してすることはありません。私の見る限り、教授にプレゼントをする学生の方が少ないです。

門下によっては学生でお金を出し合って、プレゼントを用意するのもありですが、これは先頭に立つ学生がいる時だけに限られます。

比較すると街の子供のお稽古の先生の方がプレゼントをもらう確率が高い気がします。これは幼稚園や小学校の担任の先生にクリスマス前に本当に小さいプレゼント(例えば手作りのカードにクッキーなど)をする習慣があるからかもしれません。私は良くいただきます💦心のこもった子供の手作りのカードなんて、泣けます!

さて、音大に話は戻ります。
今はコロナ禍なのであり得ませんが、教授によってはクリスマス休暇前に門下パーティを開く場合があります。全て教授のおもてなしの場合は、小さいプレゼントをすると喜ばれるかもしれません。教授たちも毎年学生におもてなしをするのも大変なので、飲み物だけおもてなし、と言う場合が多い気がします。全部おもてなしをしてくださる教授もいらっしゃいますが、そんな時、学生たちは大喜びです。

教授先生たちは原則的にプレゼントを期待していません。プレゼントされたら喜んでくださいますが、プレゼントをしなかったからといって評価が悪くなることは本当に全くありません。

娘のリザ・マリアが小さい頃にモーツァルテウム音大の予備科でオジム先生に師事していたときの話です。

クリスマスプレゼントにシュトレンをお贈りしたのですが、その時オジム先生が何回も
「嬉しいけれども、本当にお金を使うことは必要ないからね。今日のフラジョレが成功しただけで充分嬉しいからね。」(激涙。。。。)
とおっしゃって下さったのが印象的です。

うちが母子家庭なので尚更気遣ってくださったのかもしれませんが、他の学生にも同様だったと思います。
暖かい先生でいつも感謝しています。

何を贈ったら良い?

定番は小さなチョコレートですが、お茶だったり、クリスマスのお菓子だったり、ワインだったり、色々です。

教授の喜びそうなものを日頃から考えておくのも良いでしょう。
高価なものを贈る習慣はありません。

私が日本にいた頃、師事する先生へのプレゼントはマスクメロンかオシャレな高級お菓子+商品券でした。
しかしこれは30年以上前の昭和の体験。
今の日本の現状を私は知りませんがどうなのでしょう?

しかし、所変われば習慣も変わります。
日本と同じことをオーストリアでやったら教授達はびっくりしてしまいます。
入試合格後のお礼も、日本みたいに菓子折りの下に現金の入った封筒を隠して贈る、というのは絶対にNGなので気をつけてください。
この入試後のお礼などについては後に書きたいと思います。

ちょっと違う世界のおはなし

上記は普通のオーストリアの音楽大学やお稽古ごと話ですが、ちょっと別の世界のお話を少し。

これは国を問いません。

国際的に超有名な教授に師事する、大金持ちの親御さんは、我々庶民が驚くようなプレゼントをします。

しかしそれは別の世界の話であって、受け取る教授は、感謝はしていますが、実の所はそれほど重要なことだと思っていません。

実際に私は数人の教授とその件について話したことがあるので、シェアしたいと思います。

我が子をコンクールに!なんとかして目立ちたい!目をかけてもらいたい!、の思いはあるけれど、大富豪ではない親御さん。あせることはありません。

私も昔は「うちが貧しいから他のお金持ちの子供たちに比べたらハンディがあって、かわいそう」と思った時期がありました。

例外もあるでしょうが、欧州に住む私のような日本人は、日本の親御さんよりずっとずっと庶民です。
日本の私立音楽大学なんて絶対に入れられないし、高いヴァイオリンや弓なんて買ってあげることは絶対に不可能です。
(貧乏自慢はまた次回書きます😅)

今でもそんな、ちょっと寂しい気持ちがよぎる事もありますが、この10年間で分かったこともあります。

プレゼントは武器ではありません。それが役に立つ事もあるだろうけれど、長い目で見ると意味がありません。

お子さんの実力こそが武器です。
無理をする事はありません。
どんなに頑張っても、受け取る方は、かなりの高額でない限り、何を誰からもらったかも覚えていない事もあるのです……

たかがプレゼント、です。