ベートーヴェンのお葬式とオーストリア、ロックダウンの終幕とグリーンパス。あなたはワクチン打ちますか?

オーストリア・ウィーン情報

*久々に通りかかったので写真を撮りました。見上げるとなんか壮大ですが、これは有名なベートーヴェンの聖別式の行われた教会です。ベートーヴェンは、1827年3月26日の午後にウィーンの「シュヴァルツスパニアハウス」のアパートで亡くなりました。そして3月29日に、このドライ・ファルティグ教会で彼の聖別式が行われ、なんと当時のウィーン氏の人口の約半分である、2万人近くの人が訪れたそうです。参列者の中には、あのフランツ・シューベルトもいました*

さて、思っていた通り、オーストリアでもグリーンパスポートなるものが発行されるようです。
この証明書は、コロナ陰性であること、コロナワクチンを接種したこと、またはコロナにかかって、回復したことを証明する個別のQRコードが付いていて、簡単に確認することができるのです。

ワクチンを接種したり、コロナにかかって回復した人が増えている中、社会的な交流を安全に再開できるようにすることを可能にする第一歩、みたいな感じです。

しかしこのパスには課題も残されていて、個人情報が危ういのではないかという声も上がっています。改善されるべき点もあるようです。

ワクチン接種については、どのワクチンも副反応が考えられ、そのため「絶対に打ちたくない!」という人たちもいます。私などは、コロナにかかって重症になったり、ロング・コロナという数ヶ月も続く後遺症が怖いので、ワクチンを接種しました。

それに、将来ワクチン接種をしていない場合は、海外への移動などが制限されそうなので、それも嫌でした。しかしワクチンは強制されるものでもないし、個人個人の判断で決めれば良いと思います。

私のまわりでは接種者が日に日に増えてきています。
まだ若い人には回ってきていませんが、これも時間の問題かもしれません。

さて、オーストリアはロックダウンが終了しました。

もちろん、陰性証明やワクチン接種終了が条件ですが、レストランやカフェも解禁、嬉しそうな姿がテレビに映し出されています。

フィットネス・フリークの人たちはやっとスタジオに行くこともできます。
これらは全てワクチン接種が広がり、数値が下がったおかげです。
ワクチン接種が広がると、摂取していない人たちも守られることになるので、やっぱり素晴らしいことだと思います。

引き続きFFP2マスクの着用や距離間を保つことは義務ですが、そのくらいは我慢です。特に飲食店を経営している人たちはとても喜んでいるようです。
あいにく、天気の悪い日が続いていますが、これがまた大騒ぎにブレーキをかけているようで、良い結果となっている感じです。

念願のコンサートも劇場も解禁となります。
人数を制限しても、やはりライブのコンサートは諦めきれません。
順調に回復していくことを祈るばかりです。