ピアノで部分練習をしているときに「嫌な事」を考えてはいけないというお話

ピアノとヴァイオリン

今日のお題は、そのものずばり「ピアノで(別にヴァイオリンでも他の楽器でも同じだと思うけれど)部分練習をしている時に、絶対に『嫌な事』を考えながら練習してはいけない」というおはなしです。

これはひょっとしたら身に覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

私は昔、ピアノの練習をしながら、気になる事、具体的に言えば、人に嫌なこと、イラっとするような事を言われたり、そうでなくても嫌だな、と気になっていることを無意識に考えながら練習してしまうと、その曲を弾いた時、必ずその「嫌な事」「気になる事」「嫌な人」が連鎖して現れてきてしまう、ということがありました。

部分練習をしている時です。
部分練習というのは、集中して、そこのできないところを、繰り返し繰り返し練習するのですが、頭が飽和状態になると、無意識に全然関係のない、嫌な事などを考えてしまったりするのです(私の場合)

で、その曲が弾けるようになって、違う場面で弾いた時、その部分練習をしたところに指がくると、ふ〜〜〜〜っと亡霊のようにその「嫌な出来事」や「嫌な人」が湧き出してきて、思い出してしまう、というわけです。

これを消す作業は結構大変です。
その曲の場面になると、現れてくるのですが、「消えろ〜!」と念じて消すまでに結構時間が必要だったりするのです。

私は今でも、ある曲のある部分を弾くと、高校生の時にこれを思いながら練習したわー、なんて思い出します。

みなさんはそんなこと、ありませんか?

今では、そんなことはほとんど起きないのですが、それはこの歳になって、頭が飽和状態になる程真剣に練習していない、ということでしょうか?(笑)