ウィーンコロナ情報と外人差別のおはなし

Roseピアノ塾

オーストリア在日本大使館よりのメール(抜粋)です。

1.1日(日),オーストリア当局によれば,新たに4名(全てウィーン市内)が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していることが確認された旨発表されました。このうち2名はドイツ人観光客で,ドイツ国内でカーニバルに参加した後,ウィーンを訪問中にウイルス感染が確認されました。また,女性1名については,ミラノを訪問し帰国後にウイルス感染が確認されました。なお,残りの男性1名の詳細については不明です。墺連邦保健省によれば,これでオーストリアにおける確定症例は14名となります。

2 また,オーストリア外務省は2月28日,日本に対して新型コロナウイルス蔓延を理由に「注意」を求める危険レベル2を発出しました。ただし,日本からオーストリアへの渡航者に対する入国制限は課せられておりません。

少しづつですが、しかし確実に患者数は増えています。イタリアとは地続きだし、何だかんだ言ったって、アジアから人は行き来しているし。その感染力なら増えてふつうでしょう。私の周りのオーストリア人の反応といえばかなり普通で冷静です。「インフルで死ぬ人だって毎年たくさんいるじゃない」という感じ。しかしみんなやっぱり東洋人のグループを見ると、さっ、ともちろん失礼がないように、さりげなーく、その場を離れます。これは人種差別でしょうか?私は違うと思います。なぜなら、イタリア人の団体がいたら、やっぱりさりげなーく、さっとその場を離れると思います。単純にうつりたくないだけです。相手に失礼なことも言っていないし、その場を離れただけです。

日本人の子供が学校で「コロナ〜」と言われたと聞きました。大人でも差別的な待遇を受けて傷ついた、と言う話もネットで少し読みました。私の周りの日本人にそう言う被害にあった人はいないのですが、素直にひどいなと思います。

Sponsored Link

私はウィーンに住んで32年になりますが、2回だけ差別発言を受けたことがあります。

1回目はウィーンに来てまもない頃、オーストリア人の老婆にスーパーのレジで「あんた、割り込みしたわね。この外国人が!」と言われたことがあります。もちろん言いがかりです。割り込んでません。その時、近くにいたヒッピー風の若い女性が、「外人外人っていうんじゃないわよ、このナチくそばばあ」といってかばってくれて感激しました。(今考えるとすごいカッコイイ。。。)

2回目は当時まだ2歳くらいの長男を連れて散歩をしていた時、犬をつれた女性がやってきて、長男が近寄ったら犬が(まあ、遊ぼうともったんだろうけど)長男に激しく引っ掻いてきて、私が「ちょっと貴女、リードをつけないのは禁止でしょう?」と言った時に、彼女が、「外人は子供にやたらに犬にちょっかい出しちゃいけないって教えないのね!」と言った時です。

この2回はウィーンで決して高級とはいえない地区で、オーストリア人の中でも下層に属するレベルの人間達が放った差別的言葉です。

当時私は若かったのですが、某日本企業で働いていました。そしてオーストリア国に高額な所得税を納めており、この非常識な人達に私の血税が流れるのかと思うと怒りが燃え上がり、そして決心した事は、こういう人間の居る環境には決して近づかない、という事でした。当時は自由党が権力を増加させ、今は亡きハイダーが人気を集めていた時代です。私は戦う力があるけれど、私の子供が差別など受けたら耐えられない、恐ろしいとも思いました。

そこで子供たちはインターナショナルであるフレンチスクールに入れました(ここではオーストリア人が外人)変な区にも絶対に住まないし、近寄りません。差別に合いそうな場所や環境は極力避けて生きてきました。よってそれ以来差別らしい差別にあった事はないのです。(金持ちは差別しない、という意味ではありません。これも私の偏見かもしれませんが、ざっくりと。。。)

ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、不当な人種差別を受けたときの対処法です。

一旦深呼吸をして、怒りを抑え、はっきりとした声で、怒りを表現します。

ドイツ語や英語ではっきり表現出来れば一番良いのですが、無理な場合は場合は日本語で全くOKです。

怒鳴るのもダメ。気持ちをきちんと話すのです。

気持ちは確実に相手に伝わります。きちんと反論して自分を安心させましょう。

逃げたり、笑ってごまかしたりはダメです。家に帰ってから寝られないほど悔しい思いをしていつまでも引きずることになります。勇気を持ってきちんと表現しましょう。

しかし、相手が大人数だったり、狂人の場合は、問題外です。逃げるのみです。関わってはいけません。

結論

オーストリア人はとてもシャイな人種です。例えばあるサークルに入った場合(英語教室とかね)自分から未知の人種に話しかけるのは苦手とする人種です。怖がりなのです。

待っていないで自分から話しかけてみましょう。一回心を開くと驚く程良い人達が沢山います。こちらも偏見を持たず話しかけましょう。挨拶も向こうからしないのであれば自分からしましょう。自分から声をかけるという事は負けることではありません。世界を広げる事です。はじめっから人種差別主義者で嫌な人間はあんまりいないものです。