オーストリア 新型コロナウイルス情報 ウィーンより3月19日(木)

Votivkirche オーストリア・ウィーン情報

なんてヘタクソな写真、上が切れちゃってて情けないです。ヴォティーフ協会です。お花が咲いて綺麗でした。

本日、3月19日、8時時点でのオーストリア国営放送の発表の新型コロナウイルスのデーターです。
テストを受けた人数、13.724人
陽性者、1.843人
完治した人、9人
死亡者、5人

連日お伝えしているように、政府の新型コロナウイルス措置は月曜から実施され、オーストリア人はとても協力的です。以下の表を見てください。クリーア新聞より。

これはオーストリア人1000人に対象に行ったアンケートの結果です。3月10日〜13日から、そして16日〜18日までの新型コロナに対するオーストリア人の意識の変化をあらわすグラフです。

上は「コロナウイルスを避ける為に協力をする」という積極的な人の数で94%まで増加しています。中央は、「自分がウイルスをうつされたり、うつすことが怖い」と思っている人の数の変化。これも78%に増加。そして一番下は、「新型コロナなんて怖くないよ、大袈裟、騒ぎすぎ」と思っている人達の数の変化で、未だ怖くないと思っている人は20%に減少しました。これだけ多くの人が真剣にこの状態を受け止めているのは素晴らしいことです。

しかし一方、ありえないアホもいます。素晴らしい天気の中、外出自粛の規則を破り、ドナウ河土流付近にグループで出かけ、人との距離を全く考えずに大騒ぎして遊んでいた姿が見受けられたそうです。

私の知人は病院で看護師として勤務しているのですが、この場面を見て怒りのTwitterを投稿していました。「あんたたちが全員病気なくなっても、僕たちは全員をケアすることなんてできないのに、なんて愚かなんだ!!!」とかなり罵っていました。看護する彼の立場からすれば当然の意見です。ちなみに彼は偶然イタリア人。愚かな人達は残念ながら存在します。

私は朝、漢方薬を買いに薬局に行ったのですが、みんな自主的に隣人と1.5メートル位の距離を置いて待ち、スーパーのレジでもきちんと距離を開けて並んでいます。店員の人たちも微笑みを浮かべ、明るくあいさつをして楽しく過ごそうとしている姿が印象的でした。オーストリアは本当に良い国です。

武漢やロンバルディアのようになる前に新型コロナの拡大を抑えなければなりません。オーストリア政府の素晴らしい政策と対応。この時期、オーストリアにいて良かったと心から思います。