ピアノ佳奈ドットコムに来てくださる方の検索ワードが興味深い 留学・移住などなど

ピアノとヴァイオリン
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忙しいのと、なんかピンとこないのでブログをずっと書いていなかったのですが、今日は気まぐれにまた書いてみたいと思います。

検索をして私のブログに来てくださったワードを見ると、親御さんの熱心さが伝わってきます。
ピアノやヴァイオリンのワードを別にしても「才能のある子の見極め方」的なものが多いです。

あとは、「教室をやめる方法」「断り方」っぽいやつ。
この辺は、ああ、日本は人付き合いが大変なんだろうなあと感じます。こっちなんて、「忙しくなったのでやめます。ちゃんちゃん!」、でお終いですが、日本人は礼儀正しいので、たくさん悩んでやっとやめることが出来るのがよくわかります。

そしてもちろん「音楽留学」に関するワードは多いです。
私、つくづく思うのですがどんなに円安だろうが、日本の音楽大学関係の方はやっぱり裕福・・
ヴァイオリン・ピアノに関しては、アルバイトしながらの留学は個人的に反対なのですが、そういうご質問は皆無に近いです。大学生以下の年齢になると、留学といってもビザが取りにくいのでよっぽど世界で活躍するソリストあたりを狙うのでない限りは個人的にはお勧めしません。

絶対にないのが「ウィーン観光」でこれは私に聞いていただいても専門外なので助かります。

近年増えているのは「移住関係」

これはもう、正直いって良い加減な情報がネット界隈に溢れているので、気が付いたことだけ書かせて下さい。何百回も書いていますが、「ガイド」をここ、オーストリアで免許なしで行う行為は違法です。
捕まりますし、すごい罰金を取られます。

「日本語教師」もきちんとしたベースがあって(他の理由で滞在許可証を持っている)アルバイト的にやるのは個人の自由なのですが、それで雇ってくれる(ビザまで取ってくれる)という機関はないと思います。

「ピアノ教師」をしようと思っていきなりここに来るのも当然アウトです。ここで卒業した人で引き続き街の音楽学校で教える、結婚などで滞在ビザをすでに持っていて個人でちょっと教える、などなら可能ですが、そんなので滞在ビザはおりません。もし滞在許可があっても、月に数百ユーロやそれを超えるボロ儲けをしている場合はしっかりと税務署に申請しないと、これまたとんでもないことになるので気をつけましょう。

私は自分のスタジオの為に税理士さんを持っていますが、費用は年間ざっくりで10万円くらいかかります。これはあげられた時に恐ろしいので、高額でも絶対にやるべきです。演奏家としても同様。
例えばムスメもきちんと税理士さんに管理してもらっています。

無責任なことは言えませんが、それでも将来可能性があるのだろうなあと思うのは看護職です。
今までその手の仕事はあまり裕福ではないアジアの国の人たちがやっていたのですが、日本人のように丁寧で心遣いが細やか、かつ、知識も豊富であれば今後求められる機会は増加しそうな気がします。
本気で移住したい人は、可能かどうか、プロセスを調べてみるのも良いかもしれません。

本当に時代が変わると様々なことが変わって来るので興味深いところです。