生徒にピアノのレッスンで教えておくと、後々感謝される絶対イチオシの曲はなんでしょう?

ピアノとヴァイオリン

はい、答えは簡単です。みんなが知ってる、簡単なアレ「ハッピーバースデー」です。
しかしながらこの曲は、別にピアノの教本に出ている典型的な曲でもないし、なかなか教える機会もないと思います。どうしてこんなことを今日書いているかというと、今週レッスンに来た小学生のお嬢ちゃんが、「今日ね、ママのお誕生日なの」と言ったことがきっかけです。

あの美人のママ、やっぱり乙女座かあ、と思いながら、「そうだ、じゃあママにプレゼントしたい?」と聞くと、目を輝かせて、「なになに?やりたい、やりたい!」という。

レッスンの残り時間で、パパぱっと右手でハッピーバースデーを覚えてもらって、左に簡単な和音をつけます。ポイントは、C Durで弾いた場合、一番最後の、そ〜そ・そ〜みの後のど〜し〜ら〜、の「ど」のところで所を左手でGisを入れて、Aに解決させる伴奏をつけさせることです。これを子供が弾くと、大抵の人は「おおおおおおおお〜〜〜〜」と感激しますので、試してみてください。

数回弾いて覚えたので、ベビーシッターさんに演奏をiPhoneで録画をとってもらい、弾き終わった後はみんなで、「Happy Birthday Mama!!! (Mrs XX)」のメッセージ入りです。
その夜は感激したママから嬉しいお礼のメッセージも届きました。

こんな短い簡単な曲ですが、弾かせてみると即興でも最後のE-Gis-H-Dを入れることがすぐにできない人が音大卒の人でもいたりします。覚えちゃっていれば、何かの時にパッと普通に弾けるし、喜んでもらえます。ソルフェージュで属七の和音が解決する様子を教える例にも使えるので、オススメです〜。