ご無沙汰しております。
ウィーンはここ数日、厳しい寒さが続いています。夜間にマイナス7℃まで下がるのはもちろんのこと、日中もマイナス3〜4℃程度までしか上がらないとなると、体の芯まで冷え込むように感じます。近年の冬の中でも、冷え込みが強い部類ではないでしょうか。
こうした寒さの中では、不思議と帰宅後の食事がいつも以上に美味しく感じられます。体が寒さから身を守ろうとしているのがよく分かる一方で、そのせいか年末に増えた体重がなかなか戻らず、少し悩ましいところです。
さて、今年の冬は嬉しい知らせが続いています。私が専門通訳として関わった3人のティーンエイジャーが、全員第一志望の学校に合格しました。彼らはいずれも非常に才能ある演奏家でもあり、これからの活躍が本当に楽しみです。
ウィーン国立音楽大学のヴァイオリン科の入試は5月に行われ、合格者は10月に入学となります。最近の状況を見ていると、ヴァイオリン専攻では教授が受け入れられる学生数に限りがあり、合格のハードルは以前より高くなっている印象です。受験生のレベルは幅広いものの、数百人規模の応募がある中で合格できるのは、上位20〜30人ほどに限られます。
もちろん、事前に師事したい教授が明確であれば有利に働くこともあります。しかし今では、それだけで確実とは言えない状況になっています。だからこそ、数年単位での丁寧な準備が必要だと感じます。面識のないまま受験して合格するケースは、かなり幸運だと言わざるを得ません。
最後にもう一点付け加えるなら、受験で欠かせないのは語学力です。ドイツ語はB2レベルが求められますが、少なくとも英語で自由に意思疎通ができ、相手の言うことを正確に理解できるレベルは必要です。できるだけ早い段階から準備を始め、試験に臨んでください。
夢を形にするための努力が、最善の結果へとつながることを心より願っております。
