ピアノ上達の秘訣は夏休みにあり、かも

ピアノとヴァイオリン

先日のステーキ談議、写真がなかったのですが、今日のステーキは大根おろしをふんだんにトッピングしたものです〜*

通常ピアノを教えていると、特に子供の場合、人気の曜日は火曜日から木曜日まで、時間帯でいうと午後、うちに帰る前の学校帰りの時間です。

多くの親御さん曰く、月曜日は週末明けで学校があって、子供はすごく疲れて集中力がないから、金曜日はスリープオーバーのお遊びデートがあるからNG、です。
週末は親がゆっくりしたいので、車を出してウチに来るのがめんどくさい、というのが本音です。だから9月の始業式は結構、もめます。「火曜日の4時はうちの子の時間なのに!」とか「学校からいったんうちに帰ってきてからじゃ、連れて行くのが大変!下の子もいるし!」みたいな感じです。

こちらは日本と違って、小学校の低学年が、ひとりで交通機関を使って、どこかに行く、というのは稀です。歩いて通える距離なら百歩譲ってあったとしても(実はほとんどない)親やベビーシッターさんが同伴します。よって、ベビーシッターさんのいない親御さんは大変なのです。

さて、今日は何が言いたいかというと、そういう時に勝てない親御さん(良い時間帯をゲットできない)を持つ生徒ちゃんが上達するヒントが夏休みにあるのです。

夏休みはベビーシッターを雇うような、ちょっとリッチなご家庭はもちろん、そうでなくても普通のご家庭でも数週間単位で海外にバカンスに出かけます。夏いっぱい来なかったりする子供もいるので、空き時間がかなりできます。

近年はコロナもあるし、ウィーンに残るというご家庭や、バカンスも行かずに働き続けるお母さんのお子さんは週に2回、もしくは2週間に3回、ピアノに通うことができます。
そうすると何が起きるかというと、本当に上達します。

親御さんがピアノを弾けなくても、音楽なんて全く知らなくても、週に2回というのはやはり理想です。

本格的に音楽を目指す子供たちは、少なくとも週に2回、レッスンに通います。これが夏の間だけでも実行できることは良いチャンスです。通学や学校のテストのストレスもないので、子供も集中力がかなり良くなります。

夏の間にちょっと集中的に習って、9月からは週に一回にして勉強に集中する。
こんなパターンも子供には余裕があっていいな、と思う今日この頃です。