何歳であっても、指導者がきちんとお仕事をして、習う方もきちんとやることをやってくれると、上達する、というお話

ピアノとヴァイオリン

意図しているわけではないのですが、ここのところ大人の生徒さんが増えています。
正直いうと「やり甲斐ある〜〜〜!!!」です。そして、教えていても本当に楽しいです。なぜなら目に見えて上達して、それを本人がめちゃめちゃ喜んでくれるからです。

子供と違って「自分の意思」でピアノを習っているので俄然、やる気が違ってきます。子供は(専門に進む人は違うけれど)基本「楽しむ」のが目的。親御さんが積極的なケースも多いのですが、大人は全然違います。

大人、と言っても大学生くらいの人達はすんなりと上達します。
音大生ではなく、その年齢でピアノを続けている人は(うちのケースですが)例外なくかなり優秀で、良い大学に在籍していたり、学校の成績がすごく良かったりします。

彼らは「気分転換」にピアノを「ヨガのように」楽しむ、という事を知っているので、「ああ、ピアノもやらなきゃ!大変だわ!」みたいなストレスがないのです。私からみると想像できない部類の優秀な人達です。
だって、私は語学以外の勉強なんて嫌いだったし、興味がなかったから(汗)

で、私が感激するのは、リタイアしたくらいの年齢で、ピアノを始めた、または再開したような生徒さんたちです。彼らは謙虚で真面目、そして本当に真面目に練習して、上達を心から喜んでくれます。

よく、50歳過ぎてはじめたって上手くならないわよ、なんて聞きますが、いえいえそうでもありません。大切なのは教え方で、コレが伝われないならコレ、みたいな工夫も教える側にもとても勉強になります。きちんと指導すれば伝わります。

「やった!伝わった!出来たじゃないですか〜〜〜」みたいな感じです。

でも本当に上達するものです。
ある大人の方は、もちろん亀の進歩ですが、毎週少しずつ上達し、先日はぐっと感じが変わりました。自然に流れるように弾けるようになってきている。これはもう、素晴らしい事です。「ピアノが一生のお友達」になるって、結構素晴らしい事です。実は簡単な事じゃないし。羨ましいお話です。