ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法(多分どんな楽器でも同じ)続き「弾けるテンポ」

ピアノとヴァイオリン

昨日に引き続き、長々と書かずに、ちょっと短めなモノを書いていきたいと思います。

これから書くことは、専門の人であれば当然に出来ていることです。
それは何か、というと簡単で、「ゆっくり弾くこと」です。

弾けている箇所でも、出来ない所は尚更、スローモーションのように、なんの曲かわからないくらい、ゆっくりと観察しながら弾いてみること、です。もちろん、曲の初めから終わりまでずっと全部おんなじテンポでスローモーションで弾けとは言っていません。部分的に、です。

昨日の話に通じますが、これはマストです。

これを習い始めの頃に習わなかった人は気の毒です。その習慣がなかった人は、特に習い始めて数年経っちゃった人は結構出来ないものです。

弾いていてつっかえるのはなぜか?
答えは簡単で単純に「弾けてないから」です。「あ〜〜〜〜ん、うちでは弾けたのに!信じて!」と言いますが、場所が変わろうが、楽器が変わろうが、つっかえちゃったらそれは「弾けてない」のです。
練習しなきゃ!

で、なんでつっかえるかというと、あなたの今弾いているテンポが、あなたが弾けているテンポじゃないからなのです。最初から最後まで弾いて、つっかえるのであれば、それはあなたにとって「速すぎるテンポ」なので、部分練習をして、きちんと全部同じテンポで弾けるようにしなければいけないのです。

「音楽性」だとか「感情」だとか、そういう事は上記の基礎ができてから初めて手をつける事ができるのです。

ピアノとかヴァイオリンって、だからプロになろうと思ったら何時間も練習しなくちゃいけないから大変なんです。アマチュアでも楽しく演奏できるまでには、結構な忍耐のある練習が必要になります。
でも頑張ったら楽しくなるので、それを楽しみに頑張りましょう!