綺麗好きな日本人が違う価値観の中に入った時などのケースで、わかりやすく「留学」と表現しましたが、「就職」でもなんでも同様です。残念ながらよく起きるケースです。
何回、口を酸っぱくして「自分で使った食器はすぐに洗って片付けてちょうだい」と言っても聞いてくれない同じ寮の人、声を出して言う自体がもう最後の段階、という「使った後、お手洗いをキレイにしてちょうだい」という散々の悲痛な叫びも無視する同僚、もしくは上司。
もう、どうしてこの人はこういうことを平気でできるんだろう、自分以外の人がこの世に存在している、と言う事を考えていないんだろうか、はたまた私を馬鹿にしている?リスペクト・ゼロ?ともう、思い出しては腹をたて、なんで私はこの人間に、私の毎日を嫌なものにされているんだろう、という怒り。。。
これらの対処法です。
残念ながら、得策ってないんですよね。
私も経験があります。
何度、注意しても、単純な事を守れない某知人。友人とも思いたくないくらい、価値観がずれている人です。
ある日さすがに我慢できず、「私は人間としてのあなたを嫌いではないけれど、あなたのする行動が何よりも嫌いで最高に憎んでいるの。どうして守ってくれないの?」というと彼女は、
「ごめんなさい、忘れちゃうのよ。わざとじゃないの。今度からは気をつけるわ。あなたの事を馬鹿にしてるわけでもなんでもないの。忘れちゃうのよ。」
私のある友人が、「うちの主人が言ってたわよ。悪気がないのが一番悪いって」と言っていましたが、彼女にピッタリの言葉です。
「じゃああなた、人を過失で殺めても警察に行って、『悪気はなかったのよ』で通用すると思ってるの?ごめんで済めば警察いらないわよ!」、と私も怒りが抑えられませんでしたが、この人に『きちんとすること』は本当に無理なんだ、とわかりました。
彼女は日本人ではありませんが、人種はあまり関係ありません。育った環境(きちんとした家庭に育っている)や個々の頭の中、いろいろあるのでしょうが、わかった事はただひとつ。
彼女に改善する気持ちはないし、改善が起こることもない。今後彼女はこういう風に生き続け、どこに行っても人に迷惑をかけていくのだと。。。。。
このような場合、いちばんの解決方法は離れることです。
幸いなことに、この人は私の元を離れなければならない事になったのですが、私は非常にラッキーだったとしか言いようがありません。これも運です。
離れられない境遇にある時、その対処法は非常に消極的ですが、「見ないこと」です。
その人の存在を認めない、居ないと思って行動することです。食器を絶対にガンとして洗わない寮の学生がいる場合、食器・鍋類・洗剤・全て自分用を用意して、キッチンで料理したら自分の部屋で食べる。
その子が使った汚い食器は見ないで邪魔ならどける。どんなに言っても聞かないのであれば、その存在を自分から消すのが良いでしょう。何度言ってもダメなのであれば尚更です。
世の中にはいろいろな人が居て、他人を変えることは不可能な場合が多いです。
衛生面・だらしなさや汚さ、それが習慣として染み付いているような場合は大人になったらまず改善の余地はありません。大人になってトイレもまともに使えないような人は、ろくな将来はないでしょうし、まあ、自業自得です。
寮などは引っ越せば済む話ですが、職場や大学ではそんなに簡単な話ではありません。
消極的な方法しかないのですが、言ってもダメなら離れる、その人の為に一日中怒りを持って過ごすことだけは避けたいものです。